Nikon D70
 

1.長時間露出等について   2.天体撮影用タイマー付きリモコン   3.ダーク処理 4.改良型リモコン
5.天体撮影用改造   6.電子部品の不具合   7.レリーズステー 8.中国製タイマーリモコンの改造(D80用)

 山本修氏製作 Nikon D70 Cannon EOS 両用 天体撮影用リモコン   2005.04.23

 2.天体撮影用タイマー付きリモコンで紹介したように、群馬星の会の山本修氏が製作したD70用リモコンはとても便利な道具です。例会で紹介すると「ぜひ私にも作ってください。」という要望が殺到しました。会員はEOSユーザーの方が多く、市販のメーカー純正タイマーリモートコントローラー(ニコンにはこれが無かったから作っていただいたのですが)の購入を考えていた方もいたので、当初はメーカー別に作る予定でした。ところがそれでは手間がかかるので、両社共用のリモコンが開発されました。
 せっかく作るのだからよりよいものを、ということでいろいろな要望が出されました。その結果、ワンチップマイクロプロセッサであるPIC を使用した多機能な製品に進化しました。主な仕様は
リモコン全体像
  1. キャノン、ニコン共用(キャノンはリモートコード、ニコンは赤外線)
  2. 露出時間を1秒から、99分まで設定可能。露出時間の表示付。
  3. 撮影枚数を1−8枚または連続に設定可能。
  4. 残り枚数を音でお知らせ。
  5. 終了の合図も音でお知らせ。
  6. 電源切り忘れ防止機能付(最大255コマで終了)。
  7. 赤外線を出すLEDも装備済み(ニコン純正のリモコンは必要なし)。
  8. 設定の変更もつまみ一つで可能(工具レス)。
  9. 電池は比較的入手しやすいLR1120とLR1130をひとつずつ使用
ニコン用LEDとキヤノン用プラグ
というものです。
 また、前作ではノイズリダクションON用とOFF用の設定がありましたが、RAPやStellaImage5でRAW画像のままダーク処理ができるようになったため、この機能は省き、ファイルの書き込み時間(10秒)だけインターバルをあける仕様になりました。

 撮影の実際

T キッチンタイマー部分
  1. 「分」と「秒」を同時に押すとリセット
  2. 露出時間の設定 :1秒から99分99秒までの間で設定
    (ここで「スタート」を押せば普通のタイマー)
U CPU部分
  1. オレンジのつまみで枚数をセット
    1−8 : 1コマから8コマ
       0 : 連続撮影(最大255コマ)
  2. 黄色のボタンで動作スタート
    ブレ防止のため、2秒後に信号発信。
  3. 露出が終了すると残り枚数を音でお知らせ。
    (ピピピピ×残り枚数)
  4. 10秒間休んでまた露出を繰り返す。
  5. 撮影がすべて終了するとブザーでお知らせ(10秒間)。
  6. 途中で解除する場合はオレンジのつまみを9にセットして
    黄色のボタンを押す。
設定部分タイマースイッチ
 単に連続撮影を繰り返すだけだった前作に比べ、表示部分やお知らせブザーがあり、しかも工具レスで小型化されているなど、使い勝手が格段に向上しています。軽いため、リモコンの設置もマジックテープなどで済みそうです。
 命令信号の解析から基盤の設計、PICのプログラミングから書き込み、組み立てにいたるまで、すべて山本さんの手によるものです。新規予約も可能のようですが、製作に時間と手間がかかるため、次のロットはしばらく先になるかもしれないとのことでした。

 カメラへの取り付け  2005.05.07

 いつもお世話になっているカメラ店から、ストロボのジャンク品をいただくことができたので、アクセサリーシューを取り付ける部分を
切断して部品を取り出し、着脱しやすいようにマジックテープでとめることにしました
 いただいたストロボ 分解して・・・  金のこで切断しました 
パーツはこれだけ マジックテープをはって・・・ アクセサリーシューに取り付けて・・・。
背中に乗せます 全体像 発光&受光部分

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