1.長時間露出等について | 2.天体撮影用タイマー付きリモコン | 3.ダーク処理 | 4.改良型リモコン | |||
5.天体撮影用改造 | 6.電子部品の不具合 | 7.レリーズステー | 8.中国製タイマーリモコンの改造(D80用) |
最近になって、比較(明)コンポジットを利用した星景写真が天文雑誌に多く紹介されるようになってきました。これは、数秒から30秒くらいの露出時間で撮影した画像を何枚もコンポジットするものです。すると、街灯りや月明かりに照らされた景色は飽和することなく、星の軌跡だけが長く描写されていきます。 光のような画像を撮影するためには、各コマの間隔は限りなく0に近い方が望ましいのですが、山本式タイマーリモコンでは10秒間のインターバルがあるため、星の軌跡が途切れてしまいます。山本氏にインターバル1秒の特別バージョン制作をお願いしたのですが、いつも仕事で忙しい方なのでOKの返事はいただけませんでした。 それならば、連写モードでとり続ければいいのではないかと思い、いろいろな方法を試してみることにしました。 |
D80の場合は、リモートコードMC-DC1が使用できます。私はネットで2600円ほどで購入しました。サードパーティーの物もあるようです。 露出モードをマニュアルに設定し、露出時間を10〜30秒に設定して、後はリモートコードのシャッターボタンを押し、ロックするだけ。ただし、D80は連写可能枚数が100枚なので、最長でも50分程度の露出しかできません。 |
|
純正レリーズ リモートコードMC-DC1 | D80で撮影した画像の一例 |
D70の場合はリモートコードを差し込むコネクターがありません。以前は改造を受け付けていたように記憶しているのですが、今さらそこまでする気もありません。そこでまず考えたのが、エツミのコンパクト用シャッターボタン(E-398)の利用です。ただし、取り付けが少し不安定です。 |
|
エツミのコンパクト用シャッターボタン(E-398) | こんな感じで装着します |
次に考えたのが、レリーズステーの自作です。E-398から部品を外して作った方のHPなどもアップされています。 まずはホームセンターに行ってステーの選定です。またE-398の部品はずし、あるいはレリーズの改造など、やるべきことはいくつかあります。 そこでふと思いついたのですが、とにかくシャッターボタンが押されていればいいので、右の写真のような方法を試してみました。材料は小さくなった消しゴムとゴムバンドだけです。はじめの一コマを撮影している時にゴムの調整をするので、どうしても1コマは無駄になりますが、手軽にできて十分実用になりました。 ただ、これも暗がりの中で消しゴムを無くしてしまったことがあります。それに、あまりスマートではありませんね。 |
|
消しゴムとゴムバンドでもOK |
結局、ステーを作ることにしました。材料はステー2個、M5のナット、接着剤、手持ちのノブ付きボルトとナットくらいでしょうか。 問題はレリーズでした。レリーズのねじ山はテーパーがかかっており、ふつうのナットでは止められません。M4のナットだと途中までは入るのですが、やはり不安定です。そこでいつもお世話になっている群馬星の会の大島さんに相談したところ、レリーズにタップを切ってくださいました。 |
|
使用したステー | 穴を少し広げました |
レリーズも加工 | こんな感じで使用します |
この他に、NTT Docomoのiアプリ「デジりも」も使用しています。取り付け方に困っていたのですが 2009年4月におもしろいグッズを見つけたので、これからはもっと出番が増えるかもしれません。 |
| | トップページ | | | 機材紹介 | | | D70のページ | | |