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月刊天文ガイド2004年11月号に紹介されていたD70用のダーク減算ソフト「RAP]を使ってみました。
記事にもあったように、D70にはノイズリダクション機能が内蔵されています。しかし、1カットあたり露出時間の2倍の時間がかかるのでは、効率が悪くて仕方がありません。このソフトはRAW現像の前にダーク処理をしてくれるので、きれいにダークノイズが消えてくれるそうです。
早速ダウンロードしてみようとしたのですが、エラー表示が出てしまいました。これはセキュリティソフトの設定を変えることでクリアできました。
次は解凍作業でつまづきました。Lhasaによる解凍ではインストールの途中でプログラムエラーが起こってしまうのです。ダウンロードしなおしても改善されません。これは群馬星の会の川上氏のアドバイスにより、違う解凍ソフト(私の場合は+Lhaca)を使うことによって無事インストールできました。
左が生画像、右がRAPによる処理画像です。露出は3分、レベル補正のみの処理です。 実はこの露出時間のダーク画像を1枚しか撮影していなかったため、前日撮ったダーク画像で処理してありますが、それでもきれいにアンプノイズが消えています。 (画面中央やや右にある暗部は、CCD上のゴミによるものです) |
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FSQ-106 180s露出×1 生画像 | RAP処理 |
比較のため、ノイズリダクション機能のON、OFF画像も掲載しておきます。こちらは5分露出です。 | |
NR(ノイズリダクション)OFF | NR ON |
3分と5分の違いはありますが、ダークノイズに関する部分ではRAPと内臓NRには全くといっていいほど違いが見られません。それどころか、作者である古庄氏のWeb「天体写真あれこれ」の解説ページによれば、内蔵NRによるダーク画像は1枚だけですが、RAPならば複数のダーク画像を読み込み、加算平均を行うことによって、より高品質なダーク画像を作れるメリットもあるそうです。RAPではダーク画像を撮りためておけば何度でも使い回しが効きますし、どんどん増やしてより精度の高いダーク画像を作ることもできるわけです。 RAPはフリーソフトなのでどなたでも入手可能です。D70をお使いの皆さん、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。 |
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