2005年06月26日(日) 木星

 「晴れない晴れない」と嘆いたいたら、昨夜はなんとか星が見えました。といっても薄曇りで2等星くらいしか見えません。とりあえず木星を見てみましたが、いつもより暗く感じました。西に傾いているせいもあって、画像もたいしたものは撮れませんでした。
 その後、赤道儀の調整などをしていましたが、さそり座の1等星アンタレスさえ肉眼で見えないくらいのよどんだ空です。まだ撮っていない南に低いメシエ天体の撮影は早々にあきらめて木星の画像処理を行いました。
 ここのところ、惑星の撮影はデジタルビデオカメラで行い、Registaxというフリーソフトで処理しています。今回はまともな画像が少なかったため、600フレームほどしかスタックできませんでした。よって、強調処理もあまりできず、細かい模様が全然表現できていません。
06/25の木星

06月24日(金) ウグイス

 今年は空梅雨といわれていますが、群馬県では日中暑くても夜になると雲が出てきてしまい、相変わらず星空が拝めません。代わりにというわけではないのですが、最近庭から見られる鳥を見て楽しんでいます。
 今日はようやくウグイスの姿を見ることができました。ここのところ、毎朝ウグイスの声で起こされているのですが、いつも藪の中にいるために、姿は見たことがなかったのです。残念ながら写真には収めることができませんでしたが・・・。
 ところで「ウグイスって毎年こんな季節まで鳴いていたっけ」と、ちょっと疑問に思っています。我が家はすぐ近くに山があるので、早春からその鳴き声を楽しんできましたが、6月下旬になっても鳴いていたかどうか記憶が定かではありません。今年は少し意識してみたいと思っています。

 右の画像はデジタルカメラでウグイスの鳴き声がする方向を撮ったものですが、後から「音声メモ」という機能で鳴き声を録音してみました。おまけ機能のようなものなのに、すぐ近くで鳴いているため結構よく録れました(約500kb)。                    本日 49000HIT
どこかにウグイスが
ウグイスの鳴き声

06月21日(火) ホタル

 今日は夏至。夜が短く、また梅雨の時期とも重なって、天文屋にとってはつまらない日々が続きます。我が家のドームも、もう何日も開かずじまいです。
 そんな中でも、先週末に行われた群馬星の会例会では、気心の知れた仲間たちと天文関係の話題を楽しむことができ、楽しいひと時を過ごせました。毎年10月に群馬県の赤城山で行っている「スターウォッチングin赤城」ですが、今年は10/8(土)に行うことが決定しました。詳しいことが決まり次第、またお知らせいたします。
 本日の画像は、一昨日に撮った蛍の写真です。昨年の7月にアップした画像と同じ場所ですが、今回は結構たくさん飛んでいました。NikonD70、30秒露光の画像を2枚合成してあります。
ゲンジボタル

06月12日(日) ハクセキレイ

 6/5に試写してみたシステム(タカハシFC-50 + ビクセンLV-15mm + ボーグ地上プリズム)を使って、自宅近辺で鳥の観察をしました。撮影はNikonのCoolpix880です。だいぶ古い機種なのですが、アダプターを使って望遠鏡などに簡単に取り付けることができるので、手放すことができません。バッテリーの持ちが悪くなってきたのが気がかりですが・・・。
 画像はハクセキレイです。バックが水面なのでなかなか厳しい状況ですか割合くっきり撮れているのではないでしょうか。

 これからは鳥の撮影も少しずつしていきたいと思っているのですが、すぐ逃げて行ってしまうので天体撮影のようにうまくいきません。
ハクセキレイ

06月11日(土) K-ステーション

 群馬県南部・埼玉県北部を中心に、毎月新聞折込という形で配布されているフリーペーパーに「K-ステーション」というものがあります(ケイアイという不動産会社が、地元の方への地域情報の提供を目的に発行されているものだそうです)。その7月号で「夏の夜空を楽しむ(仮題)」として、宇宙や天体観測をテーマとした特集を組みたいとのことから、今日ライターの方が取材にいらっしゃいました。あっという間に予定の時間を過ぎてしまいましたが、今となってみると取材に答えたというより楽しく星の話をしたいただけのような気がします。
 発行は毎月第1土曜日なので、次回は7/2になります。紙面を見るのが今から楽しみです。 

06月09日(木) モンシロチョウ

 今日は研修で伊勢崎に出かけてきました。久しぶりに出会った大学時代の仲間の顔をたくさん見かけ、とても懐かしく思いました。1日中、目いっぱいの内容だったので、ゆっくり話すこともできずに残念でした。
 星の会の大島氏に顔を見せて帰ろうと思っていたのですが、こちらも会えずじまい。最近大島氏がアップされたモンシロチョウの羽化についていろいろお話を聞こうと思っていたのですが・・・。
 右の写真は我が家で撮った羽化直後のモンシロチョウです。「明日、羽化するな」くらいは見て分かるようになって来ましたが、ずっと見張っているわけにも行かず、さなぎから出てくる決定的瞬間は撮り逃してしまいました。
    
 本日48000HIT
モンシロチョウの羽化

06月05日(日) 地上プリズム

 先日届いたボーグの地上プリズムEP-1をタカハシのFC-50につけてみました。アイピースはビクセンのLV-15mmです。接眼延長筒をはずすと合焦しました。FC-50はもともとドロチューブをずいぶん繰り出さないとピントが合わなかったので、前よりもバランスがよくなったようです。近くにシジュウカラがいたので観察してみましたが、なかなかクリアーな見え方でした。コンパクトデジカメを取り付けるアダプターを職場においてきてしまったので手持ちで撮影を試みたのですが、シャッターを切ったのは飛び立ってしまった後でした。デジタル一眼カメラを取り付けたり、鳥が戻ってくるのを待っていたりする気力もなかったので、電信柱の試写をアップしてみました。
 右下の天体は5/31に撮影したM10です。球状星団は25cmF6のニュートンで撮影し直していますが、焦点距離が長く、シーイングの影響やガイド精度の問題もあり、なかなかすっきりした画像になりません。
M10
FC-50に取り付けたEP-1 逆光での電信柱  へびつかい座の球状星団M10

06月04日(土) 天文ガイド6月号

 今月は5日が日曜日のため、今日が天文ガイド星ナビの発売日です。
 天文ガイドでは「創刊40周年を振り返って」と題して、藤井旭氏と元編集長の勝野源太郎氏の対談が掲載されていました。
 藤井さんといえば、私の天文との付き合いを語るとき、なくてはならない存在です。「星の旅」や「星空への招待」など、懐かしい話題がたくさん紹介されていました。また、チロ望遠鏡の話題では、われわれの群馬星の会にも所属している川上勇さんのお名前も出てきていました。
 一口に40年といっても、本当にいろいろなことがあったのですね。最近の天文界はデジタル化の波が急に押し寄せて来ていますが、私も星空を楽しむ気持ちを失わずに、これからも長く付き合っていければと思った次第です。
星空への招待’77

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