11月30日(土)

 望遠鏡の形が整ってきたので,今後は1階部分の床貼りや観測室の内装などを進めていきたいところです。しかし,学期末の忙しい時期にさしかかってしまうので,実際には冬休みの作業になってしまいそうです。そこで,当初は内装が済んでからと思っていた電気関係の工事を進めてもらうことにしました(今日はその打ち合わせ)。
 夜は「桐生自然観察の森」で「星座ウォッチング」という観察会でした。しかし曇ってしまい,星は全く見えず。望遠鏡を組み立てることすらしませんでした。代わりにパソコンを使っての説明をしましたが,せっかくおいでいただいた方にはなんだか申し訳ないような晩でした。

11月29日(金)

 昨夜,念願のファーストライトを果たしました。対象天体は土星。そういえば,今から約30年前,初めて望遠鏡で見た天体も土星でした。シーイングが悪く,25cmの実力は発揮できませんでしたが,スカイセンサーも順調に動いているようでした。
 今夜も土星を見ましたが,昨夜に比べて大気も落ちつており,なかなかの見え味です。しかし,途中から赤緯モーターがうまく動かなくなってしまいました。赤経モーターは大丈夫なので,バランスの悪さが原因のようです。やはりこのクラスになると,マッチプレートを使って複数の望遠鏡(鏡筒)を載せるのはいろいろ難しいですね。気長に調整していきたいと思います。
鏡筒が載りました

11月24日(日)

 小雨,霧雨の降るはっきりしない天気でした。今日はいよいよモーターの試運転です。赤経モーターは以前から付けていたのですが,赤緯モーターも取り付け,スカイセンサーでいろいろ制御してみました。ところが,ギヤをなじませようと高速回転させるとすぐ「望遠鏡を反転させます」というメッセージが出てしまいます。トルク不足が原因だったら…とあせったのですが,ギヤ比の設定をしていなかったためでした。
 このあと,マッチプレートを載せてみましたが,鏡筒は重たいため,一人ではちょっと無理のようです。
赤緯モーターの取り付け
赤緯モーターの様子

11月23日(土)

 注文しておいた減速用の歯車が入手できたので,群馬星の会の須永さんにお願いして加工をしていただきました。またバランスウエイト用の配管用フランジも,グラインダーをかけ,さび落としをしました。
 自宅に戻ってからはバランスウエイトの塗装と,観測室内のコーキング作業を行いました。雨が吹き込む心配はないので,風&ほこりよけが目的です。ドームを開けていればすぐほこりだらけになるのでしょうが…。
コーキング

11月19日(火)

 今年もしし座流星群の時期になりました。D.Asher氏らの予報によると今回は日本での大出現はないだろうといわれていますが,やはり気になるものです。今日の明け方は一応観測するつもりでいましたが,昨夜は頭が痛かったこともあり,20時前に一度寝てしまいました。1時過ぎになんとか起き出して庭で観望していましたが,月明かり&雲があり,おまけに流星もほとんど流れていませんでした。
 それでも,3時頃には自宅から車で5分とかからない「観光道路」に出かけました。ぼんやりと東の空を眺めていると,時折いかにもしし座流星群らしい速い流星が飛びます。しかし,昨年の興奮と比べてしまうと暇で仕方がありませんでした。5時頃から少し数が多くなったような気もしましたが,カップラーメンを食べていたので,気がしただけなのか,結構流れていたのかも定かではありません。数コマ写した写野にも,ひとつも入ってくれませんでした。まあ,肉眼で20〜30個は見ましたが…。
 そして今夜。放射点が昇った頃から夜半まで,アメリカでのピークの残りが見られるかもしれないというので,一応空を見上げました。しかし,今朝よりひどい雲がほぼ全天を覆い,月もかさをかぶっています。流星も全然流れないようだったので,24時前には切り上げてしまいました。
 海外ではどうだったのでしょうか。これからしばらくは日本流星研究会のサイトなどが楽しみです。

11月17日(日)

 赤道儀については週末に少しずつ作業を進めています。昨日はバランスウエイトのさび落としと塗装をしましたが,重ねておいたら見事に貼りついてしまいました。1つが10kgあるので当然の結果でしょう。また,スカイセンサーの仮取り付けもしてみました。今のところ,純正のモーターだけで赤道儀を動かすことができています。
 夜は群馬星の会の例会日でした。10月に行った「スターウォッチングin赤城2002」のまとめをしたり,顧問である石原先生から群馬における星の和名についてお話をうかがったりしました。
 今日はバランスウエイトの塗り直しとマッチプレートのタップ立て&塗装をしました。せっかくの大きい赤道儀なので,25cmの反射望遠鏡だけでなく,ε-160という写真用の望遠鏡も同架することにしました。早く鏡筒を載せたいところですが,天気もよくなかったので塗料が十分乾くのを待つことにしました。
マッチプレート バランスウエイト
大きさは600mm×400mm 川上さんからこのほかにもたくさん譲っていただきました


11月15日(金)

 今夜は群馬星の会の須永さんが,加工したモータードライブを届けに来てくれました。ついでに方位調整ネジの部分にタップを切っていただいたり,ウォームホイールとウォームネジの「あたり」を見てもらったりと,いろいろお世話になりました。
 
ウォームの様子 加工されたスカイセンサーのモーター

11月9日(土)

 左の写真は昨日の工事の様子です。(昨日は途中で薄暗くなってしまい,写真が撮れませんでした。)
 また,右側はドームに設置した赤道儀です。ユニックで持ち上げた時に一部塗装がはげてしまったので,今日再塗装をしました。(ただ,バランスウエイトはやすりがけをするところまでで精一杯でした。)
NTTの線 設置された赤道儀

11月8日(金)

 今日は,9月30日に仮留めしてもらった電話の引込み線の本工事をしてもらいました。屋外工事だけの場合費用がかからないので助かります。
 昭和54年に誠文堂新光社から発行された「本格派のための反射望遠鏡の製作」という本の中に,今回譲っていただいた赤道儀の製作記事が載っています(当時,私は高校1年生。「星空への招待」に参加し,川上さんのお名前を知ったのも同じ頃でした)。この本は今読んでもためになる記事がたくさんあります。
「反射望遠鏡の製作」という本 川上さんの自作記事

11月4日(月)

 「今日も赤道儀のやすりがけだ。」と意気込んで出かけたら,川上さんがすでに下塗りまで済ませてくれていました。そこで,塗料を買ってきて塗装をおこないました。そのうち,「今日,途中まで組み立てちゃうかい?」という話になったと思ったら,「一通り組んじゃうかい?」と話が進み,結局「せっかくだから,ドームに入れちゃおう」ということになりました。
 夕方,自宅に着き,仮設置をしました。もともと31cmニュートン・カセと20cmシュミットが一緒に載っていた架台だけあって,ずいぶんがっちりしています。また,今回作っていただいたピラーも,H鋼を使っているため頑丈そのものです。
 あとは,モーター部分の取り付けをなんとか工夫することと,マッチプレートの調達ができれば,一応望遠鏡を動かせるようになります。
下塗り 塗装終了 ウォームホイールの組み込み
下塗りの様子。 主用部分の塗装完了 ウォームホイールの取り付け。
調整 組み立て完了 ユニックで
ここで締め付けの調整をします。 組み立て完了。 ユニックでトラックの荷台へ。
(背景は川上さんの自作ド-ム)

11月3日(日)

 今日もまた機材がひとつそろいました。群馬星の会の須田さんがわざわざ鏡筒を届けに来てくださったのです。25cm,F6のニュートン。接眼部はタカハシ製作所の物に,また斜鏡の支持金具も前橋至誠堂に特注して細い物に交換してあります。
 せっかくドームができたので,今夜は遠征用の機材を持ち込み,CCD撮像をしてみました。でも,雲が飛んできてしまい,お見せできるような画像は撮れませんでした。
25cmニュートン鏡筒 GN-170で撮像
電動ファンもついています。 望遠鏡が小さすぎて
ちょっと不釣合いかな。

11月2日(土)

 いよいよ,ドーム納入です。午前8時過ぎに日新商会の方が到着。観測室は2分割されてトラックに載っています。さっそく,駐車場でドームの組み立てが始まりました。12時過ぎにはもう組み立てが終了し,細部の調整に入りました。これでやっと近所の方からも「おかしな建物」とは思われなくなるでしょうか。
まず,骨組みを作ります。 パネルを張っていきます。 スリットがつきました。
クレーンで吊り上げます。 観測室は電線の上を通しました。 これで完成。
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