2001/11/17(土)
この日は流れるという予測はないのですが、観測場所の下見を兼ねたリハーサルを行いました。
結果はというと、やはりあまり流れませんでした。24時前後まではおうし群の方が目に付きます。
天気はあまり安定せず、雲量9になってしまうこともありました。しかし、28時過ぎからは快晴になり、ちらほらとしし群も見られました。
この日は過去のダストトレイルとの遭遇はないと計算されています。流れないことで、逆にアッシャー氏の理論が正しいと確信した夜でした。
2001/11/18(日)
待ちに待ったしし座流星群極大予想の日がやってきました。群馬星の会会員は、県内各地にそれぞれ陣取りました。
我々は、昨日と同じ通い慣れた地元の山中に5人で出かけました。夕方、一時雲が出たものの、19時過ぎから夜明けまで、ずっと快晴でした。風もなく、夜露や霜も降りない完璧な空でした。
そして、肝心のしし群の方も、みなさんご存じのような乱舞です。素晴らしい天体ショーを思う存分堪能しました。

私は35mm版のカメラを4台、67版を2台使い、さらにビデオカメラを回しました(ビデオは家庭用のものなので、音声の記録しかできていませんが・・・)。そして、たくさんの流星をフィルムに収めることができました。しかし、その処理には相当時間がかかりそうです。とりあえず、ベストショットを紹介させていただきます。(徐々に画像を増やしていきます。)
                   
                   画像をクリックすると大きな画像で見られます

北斗七星と流星雨 しし座を流れる流星(4コマ合成) 67魚眼レンズによる画像
今年の極大日は、母彗星であるテンペル=タットル彗星が近日点を通過してからもう3年9ヶ月が過ぎています。もし、アッシャー氏の理論が公表されていなかったら、こんなに真剣に空を見上げることもなかったと思います。改めてアッシャー氏のすごさを認識するとともに、感謝の気持ちがわきあがってきた夜でした。

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