4月29日(金)

 夕方から大泉町に行く用事があり、その途中でお世話になっている太田のカメラ店に寄ってきました。
4/23に紹介したリモコンをアクセサリーシューにつける方法を相談しに行ったのです。調べてもらったらアクセサリーシューは商品として売っていても、そこに取り付ける部品で安価なものはないようです。そこで「使えなくなったストロボを分解してはどうか」ということになり、ジャンク品をいただいてきました。
 大泉での用事は同窓会への出席でした。当時小学6年生だった彼らがもう20代半ば。みんなそれぞれの人生をしっかりと歩んでいました。また、校庭で行った「星空観察会」のことを覚えていてくれた人が多く、それもうれしく思いました。GW初日からとてもよい時間を過ごすことができました。
いただいたストロボ

04月28日(木)

 天候が安定し、この時期にしてはまずまずの空だったので久しぶりにドームのスリットを開けました。シーイングはあまりよくないので木星はあきらめ、ぐんま天文台でしか撮影していない銀河に望遠鏡を向けましたが、気温が上昇し、ギヤが膨張してきたせいかモーターが滑らかに回転していないようです。もともと31cm反射用に製作された赤道儀をビクセンのスカイセンサー2000PC純正モーターで動かすこと自体に無理があるのですが・・・。
 
対象を変えたところなんとかうまく動くようになってきたので、月の出以降も少し撮影してみましたが、できばえはあまりよくありませんでした。          本日45000HIT

04月23日(土) デジタル一眼レフカメラ用多機能リモコン

 先日紹介したニコンD70とキヤノンのEOSに共通して使える天体撮影用リモコンですが、これは命令信号の解析から基盤の設計、PICのプログラミングから書き込み、組み立てにいたるまで、すべてを群馬星の会の山本修氏が行ったものです。  以前紹介したD70 天体撮影用リモコンのあと、キヤノンユーザーからも製作の依頼を受け、どうせならと群馬星の会会員からいろいろな要望を出させていただいたところ、そのすべてをクリアーしたものを作り上げてしまったのでした。
 今回は安価なキッチンタイマーを流用しており、露出時間もデジタル表示されます。詳しくはこちらのページからどうぞ。
デジタル一眼レフカメラ用多機能リモコン

04月22日(金) 家庭用星空投影機

 今日配信されてきたメールニュースの中に「この夏 家庭用星空投影機・ホームスター 発売」という記事がありました。科学教室などでプラネタリウム作りも行っているので、参考までにと思いリンク先をクリックすると「業務用と同じレンズ式の投影方法を採用。家庭用としては初めて、業務用並みの1万個の星数を実現し、リアルな星空を室内で再現。」などと、かなり本格的な仕様であることが分かりました。よくよく読んでみると、なんとあの大平貴之氏との共同開発品とあるではないですか。思わず納得してしまいましたその後、BORG(ボーグ)のHPでも紹介されていましたが、かなりインパクトのある商品ですね。詳しくはこちらから

04月20日(水) Nikon D70s

 かねてから発売情報が漏れ聞こえてきていたニコンのデジタル一眼レフカメラD70sが正式にアナウンスされました リモートコードへの対応、液晶モニターの大型化、AF(オートフォーカス)性能の向上、バッテリーの大容量化などが主な変更点のようです。
 天体写真関係ではリモートコードによりバルブ撮影が可能になった点がありがたいのですが、液晶画面の倍率は変わっていないようです。キヤノンのEOS 20Daが衝撃的だったので、私にはちょっと魅力に乏しいかなぁ、といった感じでした。
 4/16(土)に行われた群馬星の会例会では、ニコンD70とキヤノンのEOSに共通して使える天体撮影用リモコンが領布されました。詳細は後ほど。

04月10日(日) 吾妻山・吾妻公園

 我が家のすぐ近くには吾妻公園という落ち着いた雰囲気の公園があり、そこから桐生市民に親しまれている吾妻山に登ることができます。私も吾妻山には小学生の頃何度も登りましたし、中学生の時は山頂でペルセウス座流星群の観測や初日の出の見物を行ったこともありました。
 昨日は西公民館主催の「吾妻山観察ハイキング」があったので、久しぶりに山頂まで登ってきました。地質担当の講師は桐生に中央公民館ができたとき、プラネタリウムでとてもお世話になったF氏でした。この方は日本地質学会の会員で、市の教育委員会で発行した「桐生の自然」の地質全般についても執筆されている専門家です。その方に直接、吾妻山の生い立ちや地形の特色をお聞きすることができました。山の中腹にある「トンビ岩」は、枕状溶岩になりかけの溶岩であること、山頂付近は硬いチャート層が形作っているため、風雨の浸食や風化に強く、現在の高い地形を保っていることなどを説明していただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。

 そして今日は吾妻公園でおこなわれた茶会に行ってきました。昨年度の教え子から案内状をいただき、緊張しながら参加したのですが、作法を何も知らない私にもいろいろ親切に教えてくださり、別の時間の流れの中でゆったりとしたひと時を過ごすことができました。

 3/20にはバードウォッチングにも参加したように、ここではさまざまな催し物が開かれています。せっかくすぐ近くに住んでいるのですから、これからものんびりと参加してみたいと思います。 
 
                                   44000HIT
吾妻公園
  吾妻公園
枕状溶岩 チャート層 トンビ岩より
 枕状溶岩 山頂近くのチャート層 トンビ岩より

04月08日(金)

 4月になり、天体写真では対象を春の銀河に絞っています。ぐんま天文台でしか撮影していない天体を撮り直したり、白黒画像しかない作品をカラー化したりしようとしているのですが、新年度の忙しさと春霞でなかなか思うように進みません。
 そんな中、とりあえずのものですがしし座のM96とおとめ座のM61をアップしてみました。どちらもコントラストが低く荒れた画像になってしまったので、ニートイメージというフリーソフトでざらつきを抑えてみました。
M96 M61
M96 M61

04月02日(土) 3/31未明のアンタレス食

 3/30の深夜、正確には3/31ですが、さそり座の1等星アンタレスが月に隠される「星食」と言う現象が見られました。前回のアンタレスの食は1991年だったので、14年ぶりのことになります。
 当日は月齢20.3。満月を過ぎ、向かって右側が欠けた形でした。潜入時には月の高度が低く、我が家からはなんとか見られると言ったぎりぎりの状態でした。シーイングも悪く、月のクレーターがゆらゆら揺れて見えるような空でした。潜入はしっかり確認できたのですが、出現までの間にスカイセンサーが初めての不具合を起こしてしまい、泣く泣くデータをすべてリセット。再設定している間に、アンタレスは月の暗いふちから出てきてしまいました・・・。
 右の写真では小さすぎてアンタレスの存在がわからないと思います。詳しくはこちらをどうぞ。  
アンタレス食
アンタレスの食

04月01日(金) April Fool

 新年度になりました。仕事上、やはり今日が「1年の始まり」という気がします(昨年度も書いていますが・・・)。
 
 本日、ニフティから以下のようなメールが届きました。

 アット・ニフティを9年間ご利用いただきまして誠にありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
                                           From アット・ニフティ スタッフ一同
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 4月1日は百海 正明様がアット・ニフティにご入会されてから、ちょうど9周年目にあたります。
 日頃のご愛顧に感謝し、スタッフ一同、心よりお礼を申し上げます。

 Windowsパソコンを使うようになって、もう9年経ってしまったのですね。この間のインターネット環境の発達振りにはただ驚くばかりです。そういえばニフティのパソコン通信によるフォーラムが順次終了しているようです。わたしはほとんど書き込みはしなかったけれど、1999年の日食の時などはスペースフォーラムにいろいろお世話になりました。あとはインドア交流館の「4月バカの部屋」が印象に残っています。ウィットの効いた冗談と言うのはなかなか難しいものですね(何年か前、起きてすぐ妻に「富士山が噴火したんだって」と言ったら、本気で驚いていました)。
 そんなおり、先輩からおもしろい情報をいただきました。さすがアストロアーツ。やることがにくいです。以下のリンクからどうぞ。
 その1 星型のキノコ「すてらしめーじ」の開発に成功
 その2 JAXAA、H-IIAロケットの再利用計画を発表

 前述のスペースフォーラムはWeb上での運用に移行していますが、画像掲示板があちこちで気軽に運用されている今、見に行く機会がぐっと減ってしまいました。CANも昨日でMLでの配信が終了し、今日からWebでの運用となりました。ただ、配信を待つという受身の姿勢ではいけないなぁと感じています。

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