2005年3月31日、さそり座の1等星アンタレスが月齢20.3の月に隠される「星食」という現象が見られました。 単に星が月と重なっただけ、と言えばそれまでなのですが、明るい1等星で月に隠されることがあるのはアンタレス以外ではおうし座のアルデバラン、しし座のレグルス、おとめ座のスピカしかありません。 また、星食は詳しく観測することにより、月のふちの地形を正確に算出することができます。その結果は日食の観測と組み合わせることによって太陽の直径が変化しているかどうかということにも役立てられます。 さらに、アンタレスは赤色超巨星なので、一瞬で月に隠されたり(潜入)、出てきたり(出現)するわけではありません。このことから、普段は点光源とされている星の(見かけの)大きさを実感することもできます。 |
2005.03.31 00:25:00 どこにアンタレスがあるか、わかるでしょうか |
01:52:00 月の右(西)側にちょっと離れて見えています。 Takahashi FSQ-106(106mm屈折) エクステンダーQ1.6× Nikon 2×テレプラス使用 Nikon D70 |
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