2004年8月24日(火)

 北海道で写したたくさんの写真を楽しみながら処理しています。今日は8月18日に見えた見事な環天頂アークを紹介します。太陽の周りに暈(かさ)が見えることがよくありますが、これはそれとは反対向きの弧を描いています。こんなにくっきりと七色に見えたのは本当に久しぶりのことでした。環天頂アークなど、気象光学現象については綾塚さんの天空博物館がお薦めです。
 ついでに美瑛町で写した写真も追加しました。雨が降ったりやんだりの中での撮影だったので、満足のいく作品はあまり撮れませんでしたが、いつまでも眺めていられそうな景色があちこちに広がっていました。
 

8月22日(日)

 昨日小樽発の新日本海フェリーで一路新潟へ。船内のテレビ周辺では、甲子園で活躍する駒大苫小牧の応援がすごかったです。
 早朝6時に新潟に着いたので、胎内星祭りに顔を出してきました。しかし、まだ朝早くイベントは何も行われていません。子どもたちはすぐに飽きてしまい、11時30分予定の最終オークションまではとても待てそうもなかったので、アイピースを1本購入しただけでそのまま帰路につきました。
 家に着くとちょうど駒大苫小牧が優勝を決めたところでした。初めての北海道旅行の年に、初めて北海道勢が優勝するなんて、思いもよらなかったです。今回の旅行は台風の影響もあり、あまり天候には恵まれませんでしたが、アテネオリンピックでも日本勢が大活躍していますし、長く深く記憶に残ることと思います。

8月20日(金)

 昨夜降り始めた雨は、今朝になってもやまず、次第に風も強まってきました。雨のことを考えると、バンガロー泊は本当に楽です。
 火山科学館を見学下あと、西山火口散策路に行ったのですが、展望台付近は風がとても強く、傘がさせない状況でした。このころ、台風15号が襟裳岬付近を通過中だったようです。
 午後、札幌に着きましたが雨のため市内見物はあまりせず、駅周辺で買い物をしました。夕食後、天気が回復してきたので、夜景見物に藻岩山へ。ここで見た夜景は今までで最高のものでした。台風一過の澄んだ空気のおかげもあったのでしょう。

8月19日(木)

 昨日は登別温泉に泊まりました。群馬県にも活火山がありますが、ここの地獄谷は「生きている地球」を実感するところでした。
 台風15号が近づいているとのことなので、なんとか天気の良いうちにと思い、室蘭の地球岬経由で有珠山に向かいました。有珠山ロープウェイに乗り、火口や昭和新山、洞爺湖を眺めてきました。
 今夜の宿泊はグリーンステイ洞爺湖。ここでもバンガローを借りました。夕食のバーベキューのあと、片づけが終わるころに雨が降り始めましたが、洞爺湖ロングラン花火大会の期間中なので見物に行ってきました。湖に映る花火はなんとも言えず、きれいですね。

8月17日(火)

 昨夜は層雲峡に泊まり、今日の午前中はレンタサイクルで滝めぐりをしました。しかし、相次ぐ崩落事故のため立ち入り禁止区間が多く、かつてのような景観を眺めることはできなくなっていました。雲が多く、山は霧に覆われていたため、大雪山へのロープウェイにも乗らずじまいでした。
 士幌高原ではヌプカの里を利用しました。コテージに泊まったのですが、別荘のような快適さ。寝具、食器、炊事道具、風呂と何でもそろっています。無料で使えるテントサイトもあるのですが、荷物の軽減を考えると今後はこうしたコテージも積極的に使うべきだと思いました。
 肝心の星の方ですが、夏の天の川がくっきりと見えるすばらしい空でした。しかし、天候が安定せず、雲間からの観望となり、写真は固定撮影を数枚撮ったのみ。北極星がずいぶん高いなぁと実感しましたが、ここからは北に山があり、北斗七星の下方通過は見られませんでした。
 

北斗七星から北極星

8月15日(日)〜16日(月)

 今日から北海道旅行です。新潟からフェリーで小樽まで。家族旅行ですが、新月期でもあるので十勝平野を望む士幌高原ではキャンプ(といってもコテージ泊)をしながら星を眺める予定です。望遠鏡は遠征用のタカハシP-2+FC-50。カメラはPentax67とNikonD70。スナップ用にCoolpix880も持ちました。
 16日早朝、小樽に着くと大きな虹が出ていました。しかし、そのあとは小雨が降ったりやんだり。富良野や美瑛の丘でじっくり風景写真を撮ることはできませんでした。

8月13日(金)

 昨夜よりは期待できそうな空だったのですが、なんだかぼんやりしていて3等星がよく見えないほどです。結局、誘惑に負けてビールを飲んでしましました。
 それでも12時過ぎにはベランダにリクライニング・チェアを持ち出して、流星が流れるのを待ちました。しかし、午前1時過ぎに雲が広がってしまったので
そこまでで今日も寝てしまいました。
 その後午前2時半ごろに起き出したのですが、相変わらず寝ぼけた空なのでオリンピックのサッカー(パラグアイ戦)を見てしましました。試合終了後撮ったのはやっぱりドーム&月の写真。月の形の変化はよくわかるのですが、肝心の流星はゲットできずじまいでした。

8月12日(木)

 昨夜はペルセウス座流星群を見ようと思っていたのですが、あいにくの天気。あきらめて寝てしまいました。午前4時過ぎに目を覚ますと、薄雲を通して月と金星がきれいに見えていたので撮影してみました。シルエットは我が家のドームです。
 雲が多く、薄明も始まっていたため、結局流星は見られませんでした。今晩こそは晴れてほしいものです。
 次男が庭先からたくさんのセミの抜け殻を集めてきました。ちょっと調べてみたら、オスとメスも簡単に見分けられるのですね。

8月8日(日)

 自宅近くの桐生が岡公園に行ってきました。いつのまにかアブラゼミではなくてミンミンゼミの鳴き声が目立つようになっています。そのほか、ヤマトシジミの写真も撮りました。
 身近な昆虫でも、写真に残すとなるとなかなか難しいですね。また、昆虫は種類が多すぎて、写真に撮ったもののなんだかわからないものがたくさんあります。きっと、その道に詳しい方々に聞けばすぐわかるのでしょうが・・・。
 今日も夜になってから雲が広がってきてしまいました。リモコンのテストはまたお預けです。

8月7日(土)

 5月にNikonのデジタル一眼レフカメラD70を購入しましたが、このほど強力なアイテムを試す機会に恵まれました。それは天体撮影用に改造したリモコンです。
 D70にはケーブルレリーズがつけられないため、長時間撮影は専用のリモコンを使ったタイム撮影が基本となります。しかし、冷却CCDに慣れてしまった者としては、いちいち時計とにらめっこしながら1コマ1コマ撮影するのはかなり面倒に感じてしまいます。仲間内でそんなことを話していたら、群馬星の会の山本修氏が私の要望を取り入れながらオリジナルのリモコンを製作されたのです。機能としては1〜15分までのバルブ撮影に対応、ノイズリダクションON、OFFに対応、専用リモコンの代わりとしても使用可
という優れものですまた、撮影枚数指定こそありませんが、一度セットすればその後はずっと撮影を続けてくれます。
 天候が悪く、まだ本格的にはテスト出来ていませんが紹介ページを作りましたので、興味のある方はこちらからご覧ください。
山本氏製作のリモコン(左は既製品)

8月4日(水)〜6日(金)

 三日間の教育相談研修ワークショップに参加してきました。場所は桐生市梅田町の野外活動センター。天体観察会でもお世話になっている所です。市街地から10kmほど離れているため、星の観察に最適、ということで夜には急遽観察会を開くことになりました。しかし、やはり雲が出てきてしまい、夏の大三角くらいしか確認できませんでした。望遠鏡で見ていただけたのはアルビレオとM22だけ。それも雲間からなんとかという悪条件でした。
 5日は勢多郡東村にある黒坂石バンガロー・キャンプ村で小学校のチャレンジスクールに招かれました。この日もあいにくの曇り空。室内での星空解説になってしまいました。
 ここに行く途中、百武彗星やヘール・ボップ彗星、しし座流星群の観察地として利用していた三境線林道を通ったのですが、道路わきの木々がずいぶん大きくなり、視界がかなり悪くなっていました新たな観測地を探さなければならないようです。

 4日 29000HIT

8月2日(月)

 今日の午前中は「ぐんま昆虫の森」の研修会に参加してきました。前半は昆虫観察、後半は植物観察で、その道の専門家にいろいろとお話を聞くことができました。
 夜はCST(コンピュータ・システム・テレスコープ)の早川氏が我が家にいらっしゃいました。用件はBITRANの新型冷却CCDのテストです。野外でのテストはもうずいぶんされているそうですが、ドーム内という環境でいろいろ試したいということで、お越しいただくことになったのです。
 CCDはBN-54L。1100万画素、35mm判フィルムフルサイズです。標準タイプは2インチスリーブですが、今回はニコンマウントでの撮影でした。それをFSQ-106につけ、M13やM57を撮影しながら冷却の様子や熱ノイズなどを真剣に調べていらっしゃいました。
 あいにく雲が流れ、満月過ぎの月も昇ってきてしまったので、画像の出来はいまいちですが、さすがフルサイズです。大きな画面にぽっかり浮かんだ星雲・星団は見ごたえがありました(10/18のスターウォッチングin赤城にも持参される予定だそうです)。
オオムラサキ(メス) 真剣にテストを進める早川氏 これがBN-54
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