2003年9月28日(日)

 昨日、今日とさわやかな秋晴れでしたが、夜には雨が降る始末。まったく火星を見ることのできない日々が続いています。中央経度300度付近を撮るには、天候を考えると22日がラストチャンスかなと思っていましたが、その通りになってしまいました。
 そこで、火星のことは一区切りをつけ、少し気が早いかもしれませんが、来春肉眼でも見えるくらい明るくなりそうな2つの彗星(ほうき星)のことを調べてみました。ほうき星については以前地元の新聞に連載していた記事でも書いているので、そのコーナーの追加情報としてまとめてみました。こちらからどうぞ。
 

9月23日(火)

 20日(土)の夜は群馬星の会の例会日でした。予想通り火星の画像がたくさん集まり、模様の見え方から撮影技術までさまざまな話に花が咲きました。私も大いに刺激を受け、今まで撮った画像をもう一度見直したり、それをまとめたりしてみました。
 昨夜は良く晴れたものの、シーイングがとても悪く、まともな画像は得られそうにもありませんでした。しかし、火星の中央経度が300度付近の画像がまだ撮影できていないので、無理を承知で強行撮影しました。結果は、ご覧のとおり。いつもはRegistaxで90%以上のクオリティの画像をスタックしているのですが、今回はそれを84%にまで落としても97フレームしか選別されませんでした。
9/22の火星
9/22の火星

9月20日(土)

 せっかくの休日も台風の影響で雨模様になってしまいました。こんな時こそ、と思って夏休み中の画像などを少し整理してみました。
 右の写真は家族で行った沖縄旅行の際に写したものです。ホテルの中庭で簡単な固定撮影をしただけですが、さそり座いて座がとても高い位置に見え、あたりにはやしの木があったことから「南国なんだなぁ」と感じました。
 また、18日の火星も処理してみました。この日はシーイングが良かったのですが、私の体調が悪く、あまり撮影できませんでした。
 
沖縄でのさそり座
沖縄でのさそり座

9月18日(木)

 秋晴れが続き、昼間は厳しい残暑となっています。しかし、夕方になると雲がわき出てしまうことも少なくありません。その後、いつの間にか晴れているので望遠鏡の準備をしていると、火星はまたもや雲の中。そんな日々の繰り返しです。
 火星の画像が多くなってきたので、ページを一新するとともに火星の中央経度も表示してみました。16日は南極冠のすぐ左側に光点があるのに気づきました。調べてみるとミッチェル山とのことでした。まだ確認していない地形、記録していない経度がたくさんあるので、このまま晴れの日が続いて欲しいものです。
 
9/16の火星
9/16の火星

9月15日(月)

 13日(土)、14日(日)と空がきれいに晴れ上がっていたので、習慣のように火星の撮影をしました。今日になってその画像を処理してみたのですが、シーイングがひどくて満足のいく結果は得られませんでした。特に13日は、右の画像のように火星の輪郭までもがぼんやりしたものになってしまいました。
 その画像処理に使っているフリーソフト「Registax」がまたバージョンアップしてリリースされていました。早速使ってみましたが、まだ違いが良くわかりません。処理時間がもっと短縮されるとうれしいですね。
9/13の火星
9/13のひどい画像

9月14日(日)

 先日、ネイチャーフォトのページをアップしましたが、その中の昆虫写真はそのすべてがデジタルカメラによるものです。今日は桐生市内のテニスコートでヒカゲチョウの生体とタマムシの死骸を撮影しました。死骸なんて・・・と思われるかもしれませんが、私はまだ生きたタマムシを間近で見たことがないので、これでも結構貴重な体験なのです。
 昨夜はとてもよく晴れ上がりましたが、どうにも大気のゆれ(シーイング)がひどくて、火星の細かい模様はほとんどわかりませんでした。
タマムシの死骸

9月13日(土)

 「火星と月の接近」画像をいろいろとアレンジしてみました。ひとつは月を固定し、火星が動いていく様子を合成した画像、もうひとつは火星を固定し、月が動いていく様子をアニメ化した画像です。月のほうが天球上を動く見かけの固有運動が大きいので、後者のほうがより実際のイメージに近い画像といえます。
 また、火星単独の画像も処理してみました。9日はシーイングがよく、太陽湖という模様がよく見えました。

9月10日(水)

 昨夜の「火星と月の接近」、ご覧になれたでしょうか。わが家では前半こそ雲が多かったものの、月のすぐ南(下)に寄り添う火星を楽しむことができました。再接近のころは、火星があるとわかっていても目を凝らさないと見つけられないくらいでしたね。シーイングもまずまずで、火星の模様もかなりよく見えました。
 ご近所の方が望遠鏡をのぞきにいらしたり、地元の新聞社の方から「写真、撮ってますか。」と連絡をいただいたりとにぎやかな晩でした。
 火星と月の接近

9月07日(日)

 せっかくの日曜日も朝から霧雨。仕方なく昨夜まで撮った火星の画像を処理したり、ネイチャーフォトの写真を追加したりしてみました。
 火星の画像はLV-15mmというアイピースをメインに使っていますが拡大率が低く、モニター上ではともかく印刷には適していません。そこでペンタックスのXP-8mmを使いたいところなのですが、少しでも薄雲がかかると光量不足になってしまいます。また、ゴミが目立ってしまい、なかなかうまくいきません。そこで昨夜はCartonのGEN-10.5mmというアイピースを使ってみましたが、結果はいかがでしょうか。
 9/06の火星(GEN-10.5mm)

9月06日(土)

 ステレオ写真が大好きな私にとって、うれしい本が出版されました。星のホームページでもおなじみの伊中明さんがコンピュータを駆使して作成した「星が飛び出す星座写真」です。ステレオ写真が月刊天文などに掲載されるのをいつも心待ちにしていたので、早速、購入してみました。最近は交差法が得意な私には平行法しか掲載されていないのがちょっと残念でしたが、それでも十分楽しめます。
 今日の新着情報はネイチャーフォトのページです。サーバーの容量不足のために以前削除してしまった内容に、デジタルカメラでの作品を加えて復活させました。まだうまく整理できていませんが、ご覧ください。

9月05日(金)

 日中はさわやかな秋晴れでしたが、夜は雲が多く、またシーイングもあまり良くありませんでした。火星の画像も「一応ビデオで撮っておくか」といった感じです。
 今日は天文雑誌2誌の発売日。いろいろな記事を見ていると多くの刺激を受けます。火星が小さくなってしまう前に、自分でも納得のいく画像を得たいものです。
 高崎市少年科学館にお勤めで、すばらしい写真をたくさん発表されている小山さんのHPと相互リンクさせていただきました。特にオーストラリアの画像は必見です。ぜひご覧ください。

9月04日(木)  公民館での観察会

 今日は地元の公民館で火星観察会がありました。天候があまりよくないにもかかわらず、50名を越える方々が集まってくださいました。定刻以前にいらした方には雲間から月を見ていただくことができました。しかし、天候は悪くなるばかり。パソコンを使っての解説が終わってもいっこうに晴れ間は広がりません。夏の大三角をなんとか確認するのがやっとでした。帰宅後、しばらくすると雲間から火星が見えていました。ただし、シーイングは最悪。焚火越しに見ているのではないかと思えるほどでした。
 今日の画像はおとといの晩に撮影した火星です。この日は珍しくシーイングが良かったのですが、うす雲のために光量不足で拡大率を上げることはできませんでした。
9/02の火星
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