8月30日(土)

 今日は群馬県総合教育センターで県民天体観察会の講師をしてきました。「生きている太陽を実感しよう-プロミネンスの観察」という内容でしたが、駆けつけてくれたぐんま天文台の方の専門的な話を聞くことができました。あいにくの天気でしたが、天文台で独自に開発した太陽望遠鏡を見ることもでき、有意義な観察会でした。
 帰宅後は昨夜の火星画像を処理してみました。やはりシーイングが良くなく、細部はあまり写っていません。Registaxもだんだんとコツがつかめてきましたが、なにより元画像のクオリティをあげていかないとだめですね。
8/29の火星

8月29日(金)  朝日ぐんまの記事

 今日も天気予報が良いほうにはずれ、夏休み最後のプール当番の仕事ができました。勤務校の中で一度も中止にならなかったのは多分私だけでしょう。晴れ男と呼ばれるのはいいことです。おかげで、今晩も火星を見ることができました。大接近の日に納入された新しい望遠鏡もドーム内に設置しました。また、母や兄妹などにも見てもらうことができたのですが、残念ながらシーイングは今ひとつだったでしょうか。
 今朝の新聞に折り込まれていた「朝日ぐんま」で私の撮った火星の写真を使っていただきました。インパクトを高めるためにかなり大伸ばしされており、粗が目立ってしまうのがちょっと恥ずかしいです。でも、おかげで小学校時代の天文仲間からメールをいただくなど、うれしいこともありました。
朝日ぐんま

8月28日(木)  宝台樹での観察会

 昨夜の火星、ごらんになれたでしょうか。水上宝台樹では天気予報が良い方にはずれ、夕方はほぼ快晴。期待が膨らみましたが、イベントが始まるころには厚い雲に覆われてしまいました。それでも20時過ぎにはなんとか雲間から火星が見られ、参加者の方にも楽しんでいただくことができました。
 再接近の日は過ぎてしまいましたが、火星の昇る時刻は早まってきます。そのため、お子さんにとってはこれからのほうが見やすいかもしれません。肉眼で火星を探してみるだけでなく、各地で開かれる観察会にも参加してみてはいかがでしょうか。 
レストハウスはいっぱい 178mm屈折望遠鏡 極冠も見えました

8月26日(火)

 明日はいよいよ世紀の火星大接近の日ですね。前後数週間は同じくらいの大きさで楽しめるとわかっていてもやはりわくわくしてきます。私は群馬県利根郡水上町の宝台樹スキー場で行われる観察会にお手伝いとして参加する予定です。以前から何度か紹介していますが、詳しいことは右のパンフレットからどうぞ。
 そんな気分とは裏腹に、北関東では連日の雷雨のため、じっくりと火星を見ることができません。わずかな晴れ間も逃さないようにしているのですが・・・。まあ、そんなことができるのもドームのおかげ。ということで、ドーム建設について昨年の日記を再構成したページを作ってみました。
 

8月24日(日)

 金、土は観察会のボランティアを行い、帰宅してからまた火星を眺めるいう日々でした。観察会ではたくさんの方々に火星を楽しんでいただくことができ、ほっとしました。両日とも21日に比べるとシーイングはやや劣るものの、それなりに模様を見ることができました。
 昨日の日中は天体画像処理ソフトのRegistaxがVer.2にアップしていたので、それを使って画像処理を行いました。しかし使いこなすことができず、また処理に時間がかかるため、8/22分までしか終わっていません。それにしてもこのソフトの効果は絶大です。ただ、気をつけないと周辺部などが不自然になってしまうので、処理しすぎないよう心がけています。
0822の火星
8/22の火星

8月21日(木)

 久しぶりに最高気温が30度を超え、夏らしい1日でした。甲子園では我が家のすぐ近くにある桐生第1高校が、ベスト4に勝ち進みました。しかし夕方からは曇ってしまういつものパターン。と思いきや、22時過ぎには雲に濃淡が見られたのでドームへ。するとすぐ火星が見え出しました。今日はシーイングも悪くなく、模様がよく見えます。雲が心配なので急いでビデオの用意をして撮影開始。1分ほど撮ると雲に隠れてしまいました。
 でも、今日はまた晴れてきそうな雰囲気です。そこでドーム内で時間を過ごすこと約40分。徐々に雲が切れてきました。望遠鏡をのぞくとシーイングもさらに落ち着き、細かい模様までよく見えています。その後、冷却CCDでも撮影したり、アイピースを換えて撮ってみたり。やっと自宅でじっくりと火星を堪能することができました。
0821の火星
8/21の火星 (Registax2で処理)

8月19日(火)

 相変わらず不順な天候が続いていますね。17〜19日まで、北軽井沢でおこなわれた朝日ぐんま主催の火星観察会も、雨にたたられてしまいました。
 群馬県の夏は昼間晴れていても夜になると曇ってしまうことが例年も多いのですが、今年は梅雨寒のような毎日です。今週末も金、土と観察会に参加するので、なんとか晴れて欲しいものです。
 観察会といえば、群馬星の会の恒例行事「スターウォッチングin赤城」について、基本計画がまとまりました。一般の方向けの観察会ですので、ぜひ気軽にご参加ください(詳細はこちら)。
2002年のスターウォッチングより

8月16日(土)

 昨日、今日と部屋の模様替えや片づけを行いました。その際に役に立ったのが、先日図書館から借りてきた「捨てる!決心」という本です。以前「捨てる技術」という本が注目を浴びていましたが、この本はその前の段階で捨てるためのふんぎりをつけるのにぴったりです。古い雑誌や資料を整理したら、カラーボックスが1つ空きました。これはドーム内に運び込み、機材の整理棚に活用しました。
 といっても、やっぱりなかなか捨てられないものがたくさんあります。今回出てきた天文関係?の懐かしグッズを紹介します。
フィルムの空き箱 オリンパス ペンS  宇宙戦艦ヤマトのカード
フィルムの空き箱。何かに応募する
つもりで集め始めたのですが・・・。
オリンパスペンS。カビだらけ。 ヤマトも好きだったなぁ。

 左側の写真は、OBとして学園祭に顔を出した時に購入した天体写真の手作りしおり。自分たちの時も、徹夜作業でたくさん作ったなあ。
 右側は2002年9月8日の更新日記で紹介した天文台型のビール樽です。今回、行方不明だった注ぎ口(望遠鏡の形をしている!!)が見つかりました。
 写真を撮って処分しようと思っていたのですが、この中で捨てたのは結局、フィルムの空き箱だけでした。
 
 8/10の火星画像ですが、元になったビデオ映像をアップしました。サイズと画質の兼ね合いが難しいですね。
天体写真のしおり 天文台ビール
懐かしいしおり 御神体発見

8月14日(木)

 梅雨明けしても、はっきりしない天気が続いています。右の画像は8/11の就寝前に「あれ、月が出ているぞ」と気がつき、あわてて撮影した画像です。ドームを開け、温度順応もしていないうちにとりあえずビデオカメラを回すと、3分もしないうちに曇ってしまい、その後は雨が降り出す始末でした。望遠鏡の組み立て作業があったら間に合わなかったと思うと、ドームの恩恵を感じずにはいられませんでした。
 画像処理は先ほど、RegistaxとStellaImage4で行いましたが、8/10の画像とほとんどかわり映えしませんでした。
0811の火星

8月13日(金)

 今日は地元のFM局「エフエムぐんま」のSite9-11という番組内で、8/27に行われる水上宝台樹での「星空観察会」を紹介していただきました。この日記の下のほうにもあるのですが、8/2の観察会は群馬星の会創立40周年記念行事として、星の会主催で行いました。8/27は武尊山観光開発株式会社主催、群馬星の会協力となりますが、同じ場所での開催で、内容・規模もほぼ同じものになるよう計画しています。
 一般の方向けの気軽な観察会ですので、まだ火星をご覧になっていない方、大きな望遠鏡で見てみたい方、ぜひお出でください。

8月11日(月)

 今日はまとまった時間が取れたので、最近撮った火星の画像処理をしてみました。Registaxも使ってみたのですが、元画像が良くないため、時間の浪費だったようです。処理にはずいぶん時間がかかるので、その合間に大平貴之氏の「プラネタリウムを作りました。」を読みました(昨日の朝日新聞でも紹介されていました)。スカイウォッチャー誌などでいろいろ知ってはいましたが、これほどのものとは思っていませんでした。自分も大学時代に天文サークルでプラネタリウム製作に関わったことがあるので、大平氏の製作過程はとても興味深く、一気に読んでしまいました。

8月10日(日)

 昼間はよく晴れ、とても暑かったのですが、夕方からベタ曇り。たまには早く寝ようと思っていたら、なんと月が見えているではありませんか。午後11時前なのでまだ火星の高度は低いのですが、ドームを開けてビデオ撮影を始めました。ところが1分もしないうちに雲が流れてきてしまい、結局今晩もテスト撮影で終わってしまいました。 0810の火星

8月09日(土)

 夜は台風一過のすばらしい空になりました。しかし、透明感はあるものの、空気の揺れがひどく、昇ってきた火星も細かいところは良く見えません。
 今回は冷却CCDではなく、デジタルビデオカメラで撮影してみました。 ドーム内の25cmニュートンによるビデオは初めてなので、アイピースをとっかえひっかえ撮影しましたが、なかなか適切な拡大率が得られません。

8月08日(金)

 夏休み中なので子供をつれて東京ドームに野球観戦に行ってきました。読売旅行のツアーだったのですが、私だけ抜け出して秋葉原へ。火星撮影用のCCDモジュールを物色したり、K産業でBORGのアダプターを購入したり・・・。右の写真は先日購入したニコンの隠れた名機「テレスコマイクロED6×18D」で撮影したものです。広角側ではケラレがありますが、像はなかなかのものでした。作例はさらに手ブレがありますが…。
 帰路は台風10号の影響で道路が川のようになっている場所もあり、大型バスの荷物室が浸水してしまうほどでした。聞くところによると、桐生は1時間の降水量が60mmという、とんでもない豪雨だったそうです。
テレスコマイクロの画像

8月05日(火)

 宝台樹での観察会に刺激され、日曜日は寝不足のまま自宅で火星のCCD撮影を行いました。しかし、まだまだ満足できるような画像が得られません。情けない画像ですが一応アップしておきます。
 そんな私とは裏腹に、星仲間の茂木さんが本日発売の「月刊天文ガイド9月号」天体写真コンテストで見事最優秀賞を獲得されました。観察会の講師だけでなく、我が家の天文台建設でもいろいろとお世話になっている方です。茂木さんのHPはこちらからどうぞ。
0803の火星(RGB1枚ずつ)

8月03日(日)

 昨夜は「群馬星の会創立40周年記念観察会 スターウォッチングin宝台樹」が行われました。ちょうど関東地方も梅雨明けとなり、多くの方々に火星や夏の天体を楽しんでいただくことができました。会員が持ち寄った望遠鏡も20台を超え、条件の良くなった夜更けには、新旧さまざまな機種で心ゆくまで火星を堪能することができました。詳しい報告はこちらからどうぞ。 0802の火星(TOA-130+Coolpix880)

8月01日(金)

 梅雨があけないまま、8月になってしまいました。今朝早くは晴れていたようなのですが、結局火星を拝んでいないままです。  
 明日はいよいよ「群馬星の会創立40周年記念観察会 スターウォッチングin宝台樹」です。右の図はステラナビゲーター6で描いた明日午後10時の火星の様子です。なんとか晴れて、このような火星を堪能したいものです。
 HPの容量アップに伴い、一部サーバーを変更しました。リンク切れや表示のおかしい部分などありましたらお知らせいただけると助かります。今後とも、よろしくお願いいたします。
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