Star Watching in Akagi 2004

 スターウォッチングin赤城は、今年で18回目を迎える群馬星の会の主催行事です。今年はとっても寒い中での開催になりましたが、心配していた雲もなくなり、一晩中星空を楽しむことができました。
 ここではその様子についてご紹介いたします。
 会場は群馬県のほぼ中央に位置する赤城山新坂平駐車場。標高1430mで紅葉の真っ盛りです。
 天気予報では朝から晴れのはずが、日中はずっと厚い雲に覆われてしまいました。夕方になると西の空から晴れ間が広がり始め、見事な夕やけとなりました。
  
 参加される方にはまず受付をしてただきます。今年の参加賞は会員の島野氏によるNEAT彗星の写真をプリントしたポストカードでした
 
天候の回復が遅れたためか、参加される方々の出足も鈍かったようです。そこで開会行事をPM7:30に変更し、いらっしゃった方から夏の天体をどんどん観望していただくことにしました。
 
 開会行事のあとは星の会会員の井上氏による星座解説です。今回は超強力な緑色レーザーが使用できたので、井上さんの楽しくわかりやすいお話がさらにすばらしいものになっていました。
 
 今回会員が持参した望遠鏡はおなじみになった新井浩之氏の40cmドブソニアンをはじめ、25cmシュミット・カセ、18cmミューロン、18cmニュートンなどでした。わたしも25cmシュミット・カセと10.6cm屈折を持ち込んで、夏から秋の天体を観望していただきました。

 11月7日には、群馬TVにて群馬星の会が紹介番組が放映される予定です(18:25〜)。今回はその取材もかねており、参加した方々がインタビューを受けている光景も見られました。

 おなじみになった大抽選会は、当日の案内リーフレットに抽選番号が記入されています。今年の景品は双眼鏡数台とアスキーのCD-ROM付き天文書籍、カメラメーカーのジャンバーなどでした。
商品提供はいつもお世話になっているCST(コンピュータ・システム・テレスコープ)、群馬県立ぐんま天文台のほか、アストロアーツ、カメラのキタムラ、サンデン・ファシリティの各企業・団体です。ご協力、ありがとうございました。
 景品によってはじゃんけん大会を行ったり年齢制限を設けたりしての配布となりました。下の写真は見事抽選に当たり、景品を手に入れた方々です。
 抽選会が終わると再び観察会です。ペルセウス座の二重星団やおうし座のプレアデス星団(M45:すばる)なども高く昇ってきています。こういった星団はFSQ-106で見ると実に美しいですね。

 催しは24:00までですが、とても寒かったこともあり、お客さんもだんだん帰路に着き始めたようでした。そこでこの春に買ったニコンのD70で撮影してみることにしました。光学系はタカハシのFSQ-106です。対象は二重星団、M31(アンドロメダ銀河)、M42(オリオン大星雲)です。D70はIRフィルターはずしなどしていないノーマル機ですが、なかなかよく写ったので、うれしく思いました。
D70によるM31 D70によるM42
M31 M42

 実行委員長新井さんのご両親には今年もおいしい差し入れをいただきました。食材も容器も割り箸も、何から何まで自腹を切っての無償サービスがもう何年も続いています。ある方は「スターウォッチングの楽しみは、美しい星空と美味しい豚汁にある。その比率はもしかしてちょうど50%ずつ位かもしれない」とおっしゃっていたほどでした。
新井さんご夫妻 翌朝の記念写真
 今回は正式に受付をされた方が150名ほどでしたが、おちついてゆっくり星空を楽しむことができ、充実した思いが残りました。寒い中、参加してくださった方々、ご協力いただいた方々、誠にありがとうございました。
来年も開催を予定していますので、ぜひお越しください。

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