5月31日(水) ハイビジョンでの木星撮影

 5月最後になってようやく晴れました。月齢4の月が不気味に赤く光っています。
 今日はハイビジョンカメラ(SONY HDR-HC3)で木星の撮影を行ってみました。今までのデジタルビデオカメラでは、望遠鏡との接続にBORGのSD-1Xというアダプターを使っていましたが、これは作りがしっかりしているし、眼視からの交換もすばやくできます。そこで、ステップアップリングを使ってこのシステムを生かすことにしました。
 惑星の撮影では心配していたケラレもなく、また感度も十分でした。ただ、マニュアル撮影が自由に行えず、「明るさ」や「フォーカス」を調整するしかないので、シャッタースピードや絞りがどうなっているのか、撮影中には分かりません。再生中は右の画面のように撮影情報が表示できるのですが・・・。何か裏技でもあるのでしょうか。
5/27 75000HIT  SONY HDR-HC3

5月24日(水) Registaxによる月面

 先週の土曜日は久し振りに夜まで好天。第3土曜日だったので、恒例の群馬星の会例会でしたが、皆さん観測に出かけてしまったのでしょうか。集まりが悪く、早めに切り上げてしまいました。
 そんな中、会員のKさんが持参のノートパソコンでRegistaxによる画像処理を披露してくださいました。それに刺激されて、私も3月に撮影した月の画像をちょっと処理してみました。機材はタカハシのFSQ-106に×1.6のエクステンダーと2×のバーローレンズを使用。カメラはKenkoのデジアイピースプロです。(サイズを落とした動画はこちら。 動画から300コマほどの画像をスタックして軽いウェーブレット処理を行いました。元画像との比較もしてみました。こちらからどうぞ
 
 ありがたいことに、最近も複数の相互リンク依頼をいただきました。こちらにアップしてあります。

5月13日(土) 悪天候続き

 晴れません。今日も朝から雨です。木曜日の深夜に少しは晴れてきたようでしたが、町中からの撮影では良い作品にはならないと思って寝てしまいました。月も大きいし、SW3彗星も気持ちの上ではピークを過ぎてしまったような気がします。
 今日は注文しておいたステップアップリングを受け取ってきました。調子の悪いデジタルビデオカメラに代わって、ハイビジョン(SONY HDR-HC3)で木星を狙ってみるつもりです。ただ、アイピースとレンズの間が離れてしまいそうなので、感度だけでなくケラレの点でも心配が残ります。また、うまく撮影できてもハイビジョン画質のままでは画像処理ができませんが・・・。
 
 ここ数日の間、複数の相互リンク依頼をいただいていました。今日になってやっとこちらからもリンクを貼ることができました。こちらからどうぞ。

5月12日(金) プレゼント

 先日、埼玉県T市に住む叔父から、実家に荷物が届きました。なんでも知り合いからいただいた物で、「望遠鏡を持っている人なら絶対に使う物だから」と言って送られてきたのだそうです。
 
昨日、実家に寄って中を開けてみると、なんとVixenのアイピース、LV-20mmとLV-5mmでした。確かに絶対に使う物です。LVシリーズは15mmを持っていますし、このシリーズに合うデジカメアダプターも使っています。それに最近は鳥の撮影の時に、もう少し長焦点の物が欲しいと考えていたところでしたちょっと遅れての誕生日プレゼントになりました。
LV20mm&5mm
 本日 74000HIT 

5月08日(月) SW3彗星

 5日の日中は初夏を思わせる陽気でした。しかし、夜になっておぼろ月。星もほとんど見えません。あきらめて寝ようとした頃、少しは天気が回復してきたようなので、一応SW3彗星の撮影をしておきました。空ははくちょう座のβ星アルビレオがやっとわかるくらい。双眼鏡でも彗星の姿は見つけだせませんでした。
 今日になって画像処理をしてみましたが、やはり見栄えのしない姿でした。ただ、B核C核の明るさがほとんど同じように見えます。今後もまだまだ予想のつかない展開が待っているのでしょうか。
 ところで、撮影日時について今回は30時間制を採用してみました。これは以前から天体観測で使われている方法で、同じ夜に続けて観測している場合、日付を替えないで記録するために翌朝6時までを通して考えるものです。「何日の彗星」といった場合、私には24時間制よりもこちらの方がわかりやすく感じました。
5/5のB核
5/5のB核

5月05日(金) SW3彗星

 今日は家族で出かけるというのに、昨夜遅く(今朝早く?)までシュワスマン・ワハマン第3彗星(SW3彗星)の撮影をしてしまいました。
 いつものようにタカハシ製のε-160にBitranのBJ-41L冷却CCDカメラを取り付けて撮影した後、ニコンのD70(改)をFSQ-106に取り付け、B核とM13(ヘルクレス座の球状星団)との接近の様子も撮影してみました。
 画像はいつも複数枚をコンポジットしていますが、彗星の場合はその動きを基準にして合成しているので、背景の恒星が線状になっています。しかし、今回は球状星団の様子も写し出したかったので、恒星を基準に位置合わせをしてみました。
 その後、兄から借りてきたED80-200mmF2.8でB&C核とM13を一緒に写し込んだのですが、古いタイプの直進ズームレンズなので自重で焦点距離が変わってきてしまいました。ガムテープで留めてなんとか撮影しましたが、自宅では苦労のわりにはあまり良く写りませんでした。
M13&SW3彗星B核

5月04日(木) 木星

 5/2はずっと雨。5/3は朝からよく晴れていたのですが、夜になって急に曇ってしまいました。GW中はいろいろな予定があって、遠征観測には行けそうにありません。明日も朝早くから家族&親戚で出かける予定なので、SW3彗星も自宅で撮影です。
 今夜の月は薄雲がかかっているせいかちょっとぼんやりとしています。月の入りは夜半過ぎなので、それまでの間、望遠鏡を木星に向けてみました。すると、我が家ではほぼベストと言っていいくらいのシーイングです。3月に買ったハイビジョンカメラ(SONY HD-HC3)で撮影したいところですが、まだハイビジョン画像を処理できる環境がありません。それに、注文してあるステップアップリングも届いていません。そんなわけで、今まで通りSONYのDCR TRV-900という3CCDカメラで撮影しました。
 処理の結果はごらんの通り。色が薄いものの、結構よく写りました。さて、これからSW3彗星の撮影です。
2006/5/4の木星
5/4の木星

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