4月29日(木)

 今朝、やっとブラッドフィールド彗星(2004F4) を撮影することができました。山沿いの道路わきなので、北極星と彗星が両方見られる場所が限られてしまうため、木立ち越しの撮影でした刻々と明るさが変化していく明け方の撮影では、モノクロ冷却CCDによるLRGB合成撮影は時間のロスが激しく、ひやひやしながらの撮影でした。なんとか見られる画像に処理しましたが、こんな時はカラーCCDかデジタル一眼レフが欲しいですね。AstroArtsの投稿写真コーナーもデジタル一眼が大流行のようです。 04/29 2004F4

4月25日(日)

 週末は彗星の話題で盛り上がりました。今朝は午前2時過ぎに起きて自宅近くの観光道路と言う視界の開けたところへ行きました。しかし、木々が生長してきており、リニア彗星とブラッドフィールド彗星が両方見られそうな場所がありません。そこで、前者は冷却CCDで、後者は銀塩カメラの固定撮影で狙うことにしました。用意をしている最中に、わし座付近を火球が流れていきました。しし群と比べてずいぶんゆっくりだったのが印象的でした。光度は-4等級ほど。私が騒ぐものですから、車の中にいた子供二人が驚いていました。カメラがセットし終わっていれば途中からでもフレーミングして撮影できそうなくらいゆっくりで、継続時間は4〜5秒ほどあったように思います。 痕はなく、色は金色。後半は周りが緑に感じました。
 さて、肝心の彗星ですが、冷却CCDのセットに手間取っているうちにあえなく薄明を迎えてしまいました。銀塩で狙ったブラッドフィールドも、眼視では尾があまり良く確認できない状況だったので期待薄です。

 日中は片付け&休養中の私に代わって、兄が子供たちをつれて出かけてくれました。そこで次男が最近珍しいタガメを見つけたそうです。彗星とは全然関係ありませんが、代わりに(なるとは思いませんが)その画像を掲載します。さすが水生昆虫の王者。ずいぶん大きいですね。私も見たかったです。お暇な方は、一緒に撮ったおたまじゃくしの動画もどうぞ。(画像・映像提供:兄)
タガメ

4月23日(金)

 21日の夜は一晩中風もなく、良く晴れ渡りました。20日との比較をかねてM104を狙いましたが、用事があったためL画像のみでオートガイダー任せ。ところが最近の暑さのせいでギヤが膨張しているためか、途中で赤経モーターが停止していました。
 22日は霞がかった空。なるべく天頂近くの天体をと思い、M94を撮影してみました。コントラストはいまいちですが、以前ぐんま天文台で撮影したときより、細部の様子がわかります。一方、淡いM101はぐんま天文台の方が良く写っています。自宅では対象を上手に選ばないといけませんね。
 明け方の東空に姿を表したリニア彗星(2002T7)を早くも捕らえた方がいらっしゃいます。もてぎさんの掲示板で拝見した木村さんの画像は特にすばらしいものです。Astroartsの投稿画像でも見られます。
M94

4月20日(火)

 今日は桐生でも27度を記録する夏日。しかし、午後から風が吹き荒れました。風速は10分間の平均が10m/sを超える勢い。最大瞬間風速はなんと27.6m/sにもなりました。それでも、オートガイダーの設定を変えてテスト撮影を強行しました。結果は右の画像のとおり。強風の中で低空を狙ったため、シーイングはめちゃくちゃ。星像がこんなに大きくなってしまいました。長焦点でのCCD撮像においては、いかにシーイングが大事かがよくわかる結果となりました。ガイド精度についてもあれこれ言えるレベルではありませんが、少しはましになっているのかも知れません。次の晴夜が待ち遠しいです。
強風下でのM104

4月19日(月)

 17日(土)は群馬星の会の例会でした。話題は5月5日の皆既月食(詳細はアストロアーツのページがおすすめ)の撮影について。どこで撮るか、前景に何を入れるか、画角どうするか、あれこれと話し合いました。家族旅行をかねて奈良に行き、薬師寺と月を1枚の画面に収めたいといった話も出てきて驚きました。
 また、オートガイダーのキャリブレーションについて情報をいただきました。今度晴れたら早速試してみようと思います。

 本日、25000HIT

4月13日(火)

 週末に撮った画像を処理してみました。気温が高く、冷却CCD は-10℃まで冷やすのがやっとでした。右の画像はM63。「ひまわり銀河」というニックネームがついています。4年ほど前にぐんま天文台で撮影したことがありますが、今回撮り直してみました。そのほか、M59M60M85M87などをアップしましたが、いずれも白黒画像のみです。
 ところで、今月下旬にはリニア彗星(C/2002 T7)が明け方の東の空低くに再び見え始めるとされていますが、もう一つ新彗星が発見されたそうです。これはブラッドフィールド彗星(C/2004 F4)で、4月13日の観測では、すでに約3等星の肉眼彗星となっており、月の直径ほどの尾が伸びているそうです。また楽しみが増えましたね。詳しくはアストロアーツの天文ニュースでどうぞ。
 
M63

4月10日(土)

 日中は5月下旬の陽気。近くの吾妻公園はチューリップが満開。親子連れなどで一日中、にぎわっていました。我が家でもデジタルカメラ片手に散歩に行きました。その中から何枚かをご紹介します。
吾妻公園 色さまざまのチューリップ 桜もまだ見られました

ここは赤一色 白いチューリップのアップ 隣家の枝垂桜も満開
 夜も天気が良かったので、昨晩に引き続き春の銀河を撮りました。しかし、透明度がずいぶん落ちてきてしまい、淡い部分がうまく描写できませんでした。

4月09日(金)

 一昨日の始業式以降、さらに忙しくなりました。20時過ぎに帰宅すると久しぶりの快晴です。疲れていたのですが、子どもたちと木星を見た後、銀河の撮影をしました。今日はM59とM60です。しかし、なかなか明るいガイド星が見つからず、とりあえずのL画像を撮影しただけでした。
 撮影の合間に、以前写した画像をアップしました。M58ですが、これもなかなか特徴のある形をしています。

 
 
M58

4月03日(土)

 今年も桜の開花が早かったですね。一昨年同様、隣の家のしだれ桜がもう満開です。
 我が家から200mほどの距離にある桐生が岡公園も花見客で毎年にぎわいます。先ほど夜桜見物に行ってきましたが、天気が下り坂のためか、例年よりもずいぶん人出が少なかったようです。月が少しだけ顔をのぞかせていましたが、またすぐ雲に隠れてしまいました。今日は、金星がすばる(M45:プレアデス星団)に大接近しているはず(詳しくはアストロアーツの解説ページでどうぞ)なのですが、その姿はまったく見られませんでした。
 天気予報では明日は雨。桜ももう見納めでしょうか。

 
隣家の枝垂桜 夜桜と月

4月01日(木)

 今日から新年度。目の回るような忙しい日々が始まりました。仕事柄、今日が1年の始まりといった気がします。
 右の画像は3月末に撮影したM95です。なかなか特徴のある姿をしています。同じ日に撮影したM49(楕円銀河)は、写真に撮ってもなんだかぼやーっとしているだけであまりおもしろみがありません。
 今日が発売日の月刊天文5月号には、Nikonのデジタル1眼レフカメラD70の実写リポートが載っていました。発売と同時に買おうと思っていた機種ですが、赤い散光星雲の写り具合やリモコンの操作性などが気になってしまい、いまだに購入の決心がつきません。
M95
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