12月27日(土)

 冬型が強く、また寒気が南下してきているため、昨日にひき続き今日も曇りがちの天気です。やっとオートガイダーが使えるようになったのに残念です。
 今日画像はオリオン座のちょうど頭のところにあるSH2-264、通称「エンゼルフィッシュ星雲」です。カラー写真でもぼんやり赤く写し出す事ができますが、Hαフィルターを通すとさらにはっきりとわかるようになります。
 また、「機材のページ」にスカイセンサー2000PCとPictor201XTに関する情報を追加しました。Pictorはあまりユーザーがいないようですが、小型軽量ですし、自分ではなかなか気に入っています。
エンゼルフィッシュ星雲
エンゼルフィッシュ星雲(Sh2-264)

12月25日(水)

 23、24日と、オートガイダーのテスト撮影をしました。結果はまずまず。現在のシステムではガイド星を導入するのに手間取ってしまいますが、稼動していることは確認できました。
 右の馬頭星雲はオートガイダーを使い、10分露出した画像を6枚コンポジットしました。以前も撮影しているので、今回は縦構図にして見ましたが、それでも全部は入りきっていません。いずれは、もっと大きなチップのCCDカメラが欲しくなってしまうのかもしれません。
Hαフィルターによる馬頭星雲

12月23日(火) 

 雪の後は良い天気が続いています。しかし、職場の反省会などがあったため、いまだにオートガイダーのテストはできていません。今日も快晴。このまま晴れていて欲しいと願うばかりです。
 右の画像は12月3日に撮影したぎょしゃ座の散光星雲IC410です。すぐ近くにはIC405もあります。Hαフィルターと180mm望遠レンズの組み合わせで、いろいろな散光星雲を写し出すことができるので、対象選びも楽しい作業になっています。 
IC410

12月21日(日)

 昨夜は群馬星の会の12月例会。昼間のうちに生涯学習センターへ行き、おもしろ科学教室の新教材について打ち合わせをしたり、6極6芯のプラグを探し回ったりしました。この日は真冬の寒気が南下しており冬型も強かったため、まるで吹雪のような天気でした。夕食を済ませ、星の会の顧問である石原先生のお宅にお邪魔したころは雪が何cmも積もっている状態でした。途中でスリップして陸橋を登れない車を何台も見かけるほどだったので、石原先生と協議の末、例会は中止。私ものろのろ運転で桐生まで帰ってきました。
 今朝起きると雪はやんでおり、あたりは一面の雪景色。家の回りの雪かきはしましたが、ドームの上には手が届きません。午後、やっと入手したプラグを使ってPictorとSkysensorをつなぐコードを作りましたが、雪のためにドームが開けられません。テストはまた持ち越しになってしまいました。 
北側の景色 観覧車も雪化粧 ドームにも雪が・・。

12月17日(水)

 先週末の画像をまた処理してみました。今日はHαフィルタを通して撮影した、おうし座にあるSh2-240という超新星の残骸とオリオン座にある馬頭星雲を追加しました。前者はとても淡く、なかなかはっきりと写し出すことができません。後者は大きく広がっているので、全体が入りきっていません。納得行く画像を得るのは難しいですね。 Sh2-240

12月16日(火)

 先週末は良く晴れたので、ふたご座流星群を眺めながらM45などの冬の天体をいくつか撮像しました。月も昇ってきたし、そろそろ終わりにしようと思ったら、いつの間にか土星が見やすい位置にありました。望遠鏡で覗いてみましたが、冬の北関東はシーイングがめちゃくちゃで、細かい模様はあまりわかりません。
 日曜日にビデオで撮った画像を、火星と同じようにRegistaxで処理してみましたが、やはりちょっと寝ぼけたような感じです。
M45(すばる・プレアデス星団)

12月14日(日)

 ドームが稼動してから約1年。そろそろ次のステップへと思い、オートガイダーの活用を実行に移しました。早速、今まで移動観測で使っていたMeadeのPictor 201XTをスカイセンサーにつないでみましたが、何もしないのに赤緯方向にどんどんずれていってしまいます。CSTの早川さんに尋ねてみると、純正のコードでは間違った信号が出てしまうとのことでした。そこでコードを途中で切断し、つなぎ変えてみました。ところが、説明書を読み間違え、またもやおかしな動き。
 現在、右のような6極6芯のプラグを探しています。入手できたらもう一度コード作りからやり直しです。
6極6芯のモジュラープラグ

12月08日(月)

 6日(土)は大学時代の気象天文研究部の親睦会でした。これは部の現役生たちがOBを招待してくれる同窓会のような集まりです。私は大学1年生の時から連続して参加しているので、もう20年を越えてしまったことになります。後輩たちに感謝するとともに、部の発展を願うばかりです。
 今日の画像は先週撮影した散光星雲の追加です。ケフェウス座にあるIC1396とはくちょう座の北アメリカ&ペリカン星雲です。また、カリフォルニア星雲に135mmレンズによる作品を追加しました。

12月03日(水) Hαフィルターによる画像

 昨日は久しぶりの快晴。風が強く、月も明るかったのですが、Hαという赤い光だけを通すフィルターを使って散光星雲を撮影してみました。対象はカリフォルニア星雲と呼ばれるNGC1499、ペルセウス座の二重星団の近くにあるIC1805などです。狭い範囲の光だけしか通さないため、月明かりや街明かりもほとんど関係なく、星雲の姿を写し出すことができました。
 今晩も撮影をしていますが、月が大きくなってきたほか、透明度もあまり良くありません。しかし、機械任せのオート撮影なので、一応撮影しています。どんな画像が得られるか、楽しみです。
IC1805

12月01日(月) 天体のステレオ写真

 今日は月刊天文(地人書館)の発売日。2004年の天文現象が紹介されているほか、伊中明さんによる私の大好きな立体写真が掲載されています。今回は〜ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河を立体視で楽しむ〜という内容で、今までとはまた一味違った迫力のある画像が公開されています。伊中さんによる天体3D画像は9/6の日記で紹介した「星が飛び出す星座写真」にまとめられていますが、早くも続編を期待してしまいます。
 立体視つながりでステレオ写真をいくつか追加しました。
サン・ピエトロ大聖堂
東武ワールドスクウェアにて

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