スターウォッチングin赤城2010

 26回目となったスターウォッチングin赤城は、久しぶりによく晴れて、すばらしい星空を堪能することができました。
 
 開会時には、空一面の雲。星はおろか、月も全く見られませんでしたが、21時頃からは天気予報通り雲が切れ始めました。夜明け近くまで風も吹かず、.シーイングもかなり良い状況でした。200名を超す方々に参加していただき、群馬星の会スタッフ一同、うれしく思っています。

 ご協力いただいたギガオプト、サンデンファシリティ(株)の各社様からは、今回も双眼鏡やマルチスコープなどのプレゼント品を提供していただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
 明るいうちから大小様々な望遠鏡の用意を始めています。
 会場になっている新坂平駐車場は、鋪装がきれいになっていました。
 晴れてくるまで、プロジェクターを使った説明を行いました。
 これは、2012年5月21日の金環日食と6月6日の金星太陽面通過について、会員の加藤さんが報告している様子です。
 
 続いて、新井浩之さんによる「ケアンズ皆既日食直前情報」です。これまでの日食の様子を交えながら解説していただきました。  新井実行委員長のご両親に、おいしい豚汁を振る舞っていただきました。毎年、本当にありがとうございます。
 
 お楽しみ抽選会も恒例となりました。途中で雲が切れ始めたため、他の会員は望遠鏡の準備に取りかかりました。  レーザーポインターを使って、今夜の見所を解説中です。(画像提供:中村誠さん)
 天の川がよく見え、風がなくシーイングも良いという絶好の条件の下、木星や星雲星団、二重星などを楽しんでいただきました。  会員の高柳さんは自作望遠鏡を持参。会員同士の交流も、このイベントの楽しみのひとつです。
 星が見え始めてきたのが遅かったため、必然的に参加された方々も遅くまで残っていらっしゃったようです。保険の関係もあり、24時で第一次解散となりましたが、その後も会場に残って星空を楽しむ方々が多くいらっしゃいました。

 深夜0時を過ぎると、冬の大三角が姿を現します。私たちスタッフも40cmドブソニアンをはじめとする望遠鏡をのぞき比べ、オリオン大星雲や木星などを見て楽しみました。


Nikon D7000(ノーマル機)+SIGMA 20mmEX DG F2.8
 空はずっと晴れ渡り、雲一つない状態が続きました。


Nikon D7000(ノーマル機)+SIGMA 20mmEX DG F2.8 
 
 アンドロメダ銀河は、そろそろ西に傾いていましたが、ニコンD7000(無改造)で撮影してみました。ガイド鏡も使わず、極軸と構図、ピントを合わせただけのお手軽撮影ですが、それなりに写ってくれました。
 
 会場では、今はやりのコンパクト赤道儀による撮影を楽しんでいらっしゃる方もいました。明るく大きな天体ならば、(機材は異なりますが)同じような感覚で気軽に撮影する、こんなスタイルもいいものですね。

Nikon D7000(ノーマル機) ISO800
5分×4コマコンポジット
タカハシ FSQ-106 530mm
三鷹光器製 GN-170赤道儀によるノータッチ撮影

StellaImage6.5でダーク補正、加算合成、デジタル処理、トーンカーブ調整など
 群馬星の会の11月例会において、今回の状況を振り返り、さらによいイベントになるよう努力していきたいと思います。
 参加されたみなさん、本当にありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

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