スターウォッチングin赤城 2008

 今回のスターウォッチングin赤城は23回目。昨年は天気予報が良い方にはずれ、過去最多の参加者数でしたが、今年は雨の予報。我々が準備を始めた時は霧の中でした。そのうち予報通り雨も降り出し、開催が危ぶまれるほどでした。
 開会までに雨さえ止んでくれれば、と願っていたのですが、19時前になってなんとか曇りに。その後、奇跡的に天候が回復し、きれいな星空を見ることができました。
 ご協力いただいたCST、ギガオプト、サンデンファシリティ(株)、木工房WOODY,COSMOSの各社様からは、今回も双眼鏡やマルチスコープ、天文ソフトや書籍などのプレゼント品をたくさん提供していただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
参加された方には、受付をしていただいています。これは、イベントに関して万が一のことを考えて掛けている保険と、プレゼント抽選番号の確認に使われます。また、参加記念品として、星の会会員の富田さんによる木星or土星の天体写真がプレゼントされました。 受付開始時の様子です。天候が悪かったっため、参加者の出足も鈍く、開会行事は午後7時30分に遅らせました。望遠鏡も出せない状況に、みんなやきもきしていました。
 
星が見られないので、富田さん解説による中国・皆既日食報告会を開催しました。プレゼン製作&機器操作は島野さんでした。家庭用ビデオでも、見応えのある映像が撮れる時代になりました。 続いて倉林さんによる今夜の星空の解説です。この頃になると、時折霧が晴れ、雲間から星がちらちらと見えることもありました。
 
相変わらずの曇り空なので、プレゼント大抽選会を先に行いました。品物によっては恒例のじゃんけんになりました。大人も子どもも真剣そのものです。 ニンテンドーDS用のソフト「星空ナビ」をゲットした少年。これで星空のことをたくさん学んでくださいね。
M市から参加されたMさん一家。双眼鏡が当たって、お父さんもびっくり。 一番の大物双眼鏡を手にしたのはK市から参加のTさん。常連さんです。
 
M市から参加されたTさん。仕上げのとてもきれいな自作40cmドブソニアンを持参しくださいました。夜更けにこの望遠鏡で見たM42(オリオン大星雲)は、息をのむ美しさでした。 木工房WOODY,COSMOSは、昨年に引き続きはるばる千葉県からの参加です。カメラ用三脚などをたくさん持ち込み、出展してくださいました。どれも格安で、開会前に星の会会員が購入してしまったものもありました。
 
抽選会がおわると、雲が切れ始め、きれいな星空が広がってきました。淡いながら、天の川も確認できました。会場のあちこちで望遠鏡を使った観察が始まりました。
会場の様子を一眼デジカメと対角魚眼レンズで撮影。Nikon D70(改)+SIGMA FISHEYE 15mmEX DG F2.8+LEE No.5Filter
 
一般のお客さんが帰られた後も熱心な方々が残って望遠鏡をのぞいていました。午前0時になると、本部テントの灯りも落とし、本格的な観測のはじまりです。 東の空には、いつの間にか冬の星空が広がっていました。深夜から翌朝までずっと良い天気が続いていたようですが、私は午前2時頃、車の中で眠りにつきました。
 
今回は 正式に受付をされた方が100名強。群馬星の会会員の参加が20名。開始前の天候から考えれば、本当によくこれだけの方々にお出でいただいたなと思います。昨年の350名もありがたい話ですが、個人的にはこれくらいの規模でじっくり行うのもいいものだなと感じました。

盛況のうちに終了することができましたが、反省点を生かし、これからもよりよいイベントにしていきたいと思います。


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