ルーマニア編 その1

8月9日(月)

今回の日食では、観光重視のドイツや条件重視のトルコなどが観測地候補にあがっていました。しかし、我々が最終的に選んだのはルーマニアのブカレスト。首都という恵まれた環境のもと、移動もなく観測できることが子ども連れにはぴったりだったのです。
ここでは、市内北部にあるホテル・ソフィテルに宿泊。ガイドブックにも「最高級の設備を誇る」と書かれてあるように、私たちには立派すぎるホテルでした。

左の写真は、後で日食の画像と合成でもしようかと思って空を大きく取った構図になっています。
到着した日はこのような快晴。天気のことがだんだん気になってきます。
ホテル・ソフィテル ホテル内にあった
日食のディスプレー


現地についてすぐ観測場所の選定。条件としては視界がよいこと、近くに休憩用の日陰があること、通行人にじゃまされないこと、。ホテルから近いこと。第1候補となったのはホテルに隣接するExpo Center(建設中)内の一角。コンクリートのため、赤道儀も安定して設置できそうです。
難点は、誰(どこ)が管理しているのかがはっきりしないこと。一応、他にも候補地を探しに出かけました。

途中、子どもたちが変わった昆虫を見つけました。アリのように普通に見られるのですが、体が真っ赤です。ガイドさんに聞いたら「グンダック」と発音していましたが、詳細はわかりません。
日食の観測予定地 Expo Center Expo Centerのゲート グンダックという赤い昆虫

しばらく歩いていると、我が家で大人気のMR.BEANの姿が見えてきました。どうやら日本のフィルムメーカーの広告看板のようです。

後で知ったのですが、右側の写真には、革命の際に引きずり倒されたレーニン像の台座だけがMR.BEANの後ろに写っていました。
現在のルーマニアを象徴しているような気がします。
Mr.ビーン発見 足下をよく見ると、茶色い台座だけが・・・

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