11月25日(金) 画像処理

 先日、久しぶりに東京方面に出張に行きました。用事を済ませ、帰りに秋葉原をぶらついてデスクトップ機のメモリーを買ってきました(これでやっと1GBになりました)。その後、スターベースに立ち寄り、BORGのパーツを1つ買いました。他にもいろいろ欲しいものはあったのですが、今後の出費(テレビ、DVDレコーダー等)を考え、我慢しました。
 メモリーはノーブランドでしたが、相性によるトラブルもなく正常に動きました。そこで少しはステライメージも快適に動くようになっただろうと思い、2枚の画像処理を行ってみました。
 
 1枚目は11/08に撮影したM31です。これはデジタルカメラを使い、自宅でどれだけ写るか挑戦したものです。処理の結果はフラット画像の質が良くなかったので色むらが出てしまいました。そのため、ダーク処理のみにして再処理を行い、周辺減光補正を施しました。その後、いつものようにデジタル処理、レベル&トーンカーブ調整を行ったのですが、街中での撮影でもそれなりには見られる画像になったように思います。
 
 2枚目は11/20に冷却CCDで撮影したはくちょう座γ星付近の画像です。こちらはL画像にHα、RGB画像のうちRにはHαを使ってみました。光学系はED180mmですが、やはり青の収差が残っており、B画像のみ星像が肥大しています。輝星の周りの青にじみを軽減するためLab色彩調整で青を少し抑えたので、ちょっと不自然な色になってしまいました。

 それにしても画像処理は奥が深いですね。
M31
11/24 63000HIT  IC1318

11月19日(土) ホームスター続報

 先日購入したホームスター。本当に楽しめる機械です。昨夜は寝室の天井に投影し、それを撮影してみました。なんだかモノクロで撮った本物の天体写真のようです。私は特に天の川の描写が気に入りました。
 日周運動も適度な速さで心地よいものです。しかし、こちらを写真に撮ってみたら星の軌跡が多少揺れています。「三脚が動いたのかな」と思って頑丈なものに変えても結果はあまり変わらず。床に振動が伝わらないようにじっとしていても結果は同じ。どうやら回転自体にふらつきがあるような気がします。ただ、肉眼で見ている分には不自然さは全くないのでご安心ください(私の撮影方法に問題が残っている可能性も否定できません)。

 簡単なレポートのページを作りました。こちらからそうぞ。

11月16日(水)  Hα

 今日は満月。まん丸な月が煌々と夜空を照らしています。こんな日はHαで撮影だと思い、先日2コマしか撮れなかったはくちょう座γ星付近を撮影しました。例によって機械任せのお手軽撮影です。度々書き記しているように、使用している赤道儀は手作りの31cm反射用。これをビクセンのスカイセンサー2000PCで制御しています。搭載鏡筒は25cmF6ニュートン + FSQ-106 + ε-160。これだけ載せているのにスカイセンサーの純正モーターで動かしているため、時折モーターのトルク不足で止まってしまうことがあります。今日は快調そのもの。はくちょう座が西に大きく傾き、バランスも崩れてきたはずなのに10分×10コマをうまくガイドしてくれました。
 ところが画像処理を行ってみたところ、先日の2コマ(ダーク処理もなし)の画像と大差のない仕上がり。透明度や月明かりのせいなのか、ただ画像処理の腕が悪いのか、いろいろ考えてしまいました。

11月13日(日)  去り行く火星

 一日穏やかに晴れ、絶好の行楽日和でした。日中は栃木県佐野市の奥にある蓬山というところで仲間とテニス。夜になっても好天が続き、次男の同級生2家族が火星を見に遊びに来てくれました。シーイングはまずまずだったのですが、月明かりが強く、また透明度も悪くなってきたため、月と火星、すばる以外はあまりよく見えませんでした。今度は土星がよく見える頃に声をかけたいと思っています。
 せっかく用意したからと思い、ついでに撮影したのが右の火星です。久しぶりに大シルチスが正面によく見えていました。
11/13の火星

11月11日(金)  小学校での観察会

 今日は合併でM市に編入となったO小学校に行って来ました。天気はあいにくの曇り。おまけにプレゼンテーション用のノートパソコンは修理見積もりからまだ帰ってきていません。O小学校のパソコンを借りて火星の説明をした後、群馬星の会のIさんが今日の星空解説を行いました。その後、校庭に設置した望遠鏡で景色を一通り眺めて解散。ちょっと残念な夜でした。
本日未明 62000HIT 

11月09日(水)  県民天体観察会

 伊勢崎市にある群馬県総合教育センターで行われた県民天体観察会の第2回目に行って来ました。今回の内容はデジタルカメラで月を撮影するというものです。望遠鏡は高橋製作所のFC-76という比較的小型のもの。撮影方法も、手持ちでデジタルカメラのレンズを望遠鏡の接眼部に押し当てるだけと言う簡単なものです。それでもなかなかの画像が撮れていたようで、参加者の皆さんがうれしそうにされていました。
 右の画像は観察会後にドーム内の16cm屈折望遠鏡で撮影した火星です。シーイングが安定せず、またいつの間にか薄雲もかかっていたようで、期待していたほどには写っていませんでした。
11/09の火星

11月08日(火) パソコン修理

 昨年末からずっと調子が悪く、だましだまし使っていたノートパソコンの修理に出したところ、見積り額がなんと9万円超。メインボードとハードディスクの交換が必要だそうです。2001年夏モデルなので、買い替えを考えることにしました。思えば、S小学校の観察会のときに体育館で走っていた子供がパソコンの台にぶつかり、落としたときから不調なのでした。
 帰宅後、月明かりの中でHαフィルターを使い、はくちょう座γ星付近を撮影しました。機械任せにしていたところ、途中で赤道儀が止まっており、2コマしか撮影できませんでした。おまけに−5℃10分のダーク画像がライブラリーになく、右の画像はダーク補正もフラット補正もしていないという、超手抜き作品です。

11月05日(土) 火星

 11月に入り、やっと天候が安定してきました。昨夜は次男の同級生が火星観望に訪れてくれました。いろいろ機会を作って、多くの方に楽しんでいただきたいと思っております。
 肝心の星空はちょっと眠たいような感じでしたが、おかげでこの時期にしてはまずまずのシーイングでした。しかし、肉眼では空気の揺れが止まった瞬間に火星の模様がよく見えるのですが、それが長続きしません。今日になって画像処理を行いましたが、やはり2003年の火星像にはまだまだ遠く及びません。
 「太田から見た星々」でおなじみのもてぎさんが星ナビに入選されていました。最近は「実写版火星くるくる」にも挑戦されています。撮影にも画像処理にも、多くの時間と労力がかかっている事と思われます。ぜひご覧ください。
11/04の火星

11月03日(木) 火星

 11/2にもISSを見ることができました。この日も薄雲が広がっていたため、条件としてはよくなかったのですが、西南西の空から北に向かう様子が良くわかりました。時刻は18:01ごろ。職場の方々と一緒に眺めました。

 右の画像は11/01の火星です。比較的空が落ち着いていたので、いつもより拡大率を上げて撮影してみました。今日画像処理を行ったのですが、思ったより細かい模様が描写できていませんでした。

 
 ニコンからD200が発表されましたね。予想より抑えられた価格だったのでちょっと気になってしまいます。でも私にとっては、ボディはD70のスペックで(今のところは)十分な気がします。
11/01の火星

11月01日(火)  国際宇宙ステーション(ISS)

今日は出張先で有益な情報を得ました。17時36分頃に国際宇宙ステーション(ISS)がとてもよい条件で見えるのだそうです。急いで帰宅して早速準備を始めましたが、雲が急速に広がってきてしまいました。西空の金星もぼんやりしています。空にはまだ明るさが残っているし、よく見えないのでは、と思っていた矢先、金星のそばに移動する光点を見つけました。まさしく人工衛星の動き方です。西南西の空から南の高い位置に来る頃にはかなり明るくなり、うす雲を通してでもはっきりと見ることができました。
 ISSは地上400kmに建設中の有人宇宙船で、現在はアメリカとロシアの宇宙飛行士が1人ずつ搭乗しているそうです。詳しいことは「宇宙航空研究開発機構:JAXA」のページでどうぞ。ここには ISSやスペースシャトルが、いつ、どの方角に見えるかという情報を掲載したページもあります。
 
11/01のISS
国際宇宙ステーション
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