07月28日(木)

 あっという間に最終日です。今日はのんびりお土産を買っているうちにフライトの時刻になってしまいました。
 帰りは羽田までの直行便が取れずに那覇経由でした。多少遅れがあり、羽田着は18時30分過ぎ。荷物を受け取っているうちに19時発のバスは座席がなくなっていました。なんとかキャンセル待ちで乗り込むことができたのですが、夕食を買う時間もなく、おまけに足立花火大会のためにいつもにもまして渋滞がひどく、帰宅したのは23時30分頃になっていました。
 今回の旅は家族旅行としてはほぼ満点でしたが、遠征撮影としては収穫無しに近い状況です。さそり座、いて座の銀河には、機会を改めてチャレンジしたいと思います。
宮古空港

07月27日(水) 八重干瀬でシュノーケリング&釣り

 今回の旅の目玉がこのシュノーケル&釣りです。おせわになったのは「海遊び”かりゆし”宮古島」。
午前9時30分に平良港を出発。池間大橋の下をくぐり、約1時間でポイントに到着です。ライフジャケットに身を包み、シュノーケルとマスク、フィンをつけて海に入りました。水深は2〜3m。この八重干瀬(やびじ)は南北約10km東西約6.5kmの広大な海域に大小100あまりのサンゴ礁が点在している、日本屈指のサンゴ礁群です。透明度もよく、きれいな海を堪能することができました。

 昼食は船上で船長さんがカツオをさばいてくれました。そして大きなおにぎりをいただいたのですが、あとで調べてみると「ポーク卵おにぎり」という最近沖縄でよく食べられるようになっているもののようです。
釣りはグルクン(タカサゴ)が主のはずでしたが、はじめはオジサン、ミバエなどが掛かりました。オキアミをかごに入れ、おもりが海底に達したら4〜5回巻き上げ、後は手に伝わる感触で勝負という、単純なつり方でしたが、途中からはグルクンがたくさん釣れました。
今日も天気は上々。しかしやはり水蒸気が多く、一昨年沖縄で味わった強烈な日差しは感じません。かりゆしの方に聞いてみるとやはりここ数日は遠くの景色がよく見えていないとのことでした。普段は入道雲がくっきり見え、それをカメラに収めていく人も多いとか。日焼けの心配が少ない分、夜の星見物には適しません。

 ホテルに帰るころには空の北半分が雲。南の低空もだめです。これでは北極星も見えそうにないし、固定撮影をしようにも「いかにも沖縄」という前景も頭の中に浮かんで来ません。「せっかく望遠鏡を持ってきたけれど、今回は昨晩の1回のみか。」とあきらめていたのですが、19時ごろには何とか晴れてきました。
夕食は昼間釣った魚を船長の知り合いの店で刺身、から揚げ、焼きものにしてもらいました。オリオンの生ビールがおいしそうでしたが、一応、移動しての天体撮影を考え、始めのうちは我慢していました。しかし、から揚げが出てきたときに我慢しきれず、結局生ビールを頼んでしまいました。

 ホテルに帰ると空は幾分すっきりしているようです。しかしちぎれ雲が飛ぶ状態。複雑な思いのまま、ベッドに入るといつの間にかぐっすり寝てしまいました。
八重干瀬でシュノーケリング 釣った魚 空はこんな感じ

07月26日(火) 吉野海岸

 昨年妻が聞いてきた情報から、是非行ってみたいと思っていたのが吉野海岸です。
ホテルを出て午前10時には到着しました。しかし、波が高く遊泳禁止。「今は満潮なので1時間ほど待てば」といわれましたが、結局3時間待ちで遊泳可になりました。このころ、関東地方は台風7号の影響を強く受けていたようです。波が高かったのはその影響もあったのでしょうか。
 海の中は色とりどりの熱帯魚でいっぱいでした。海に不慣れな次男も浮き輪とシュノーケルを使って海中散歩を楽しんでいます。天気は昨日同様、日差しも強くなく、午後4時過ぎまでのんびりと過ごしてきました。

 夜になっても空はあまりすっきりしていません。しかし、せっかく重い荷物を持ってきたので、ホテルのプールで遊ぶ子どもをおいてレンタカーで撮影ポイントを探しに出ました。
初めに向かった千代田カントリークラブはまだ市街地に近く、農道脇にも適当な場所が見つかりません。いっそ海べりがいいと思い、下地公園に向かいましたが、ここはナイター設備のある運動公園でした。向かい側のエメラルドコーストゴルフリンクスからはさそり座がきれいに見えましたが、駐車場には鎖がかかっていて、見晴らしのいい場所へは行けそうにありません。それではと、昼間行った東辺名崎まで足を伸ばしてみましたが、灯台の明かりが強烈に輝いています。
うろうろしているうちに月の出の時刻も近づいてきたので、保良あたりの農道脇に陣取りました。ところが南南東方向に明かりがあります。たいした強さではないのですが、空気中の水蒸気が多いためにいて座あたりまで影響が及んでいます。しかし、もう移動する時間もないので望遠鏡を組み立てました。

 今回はガイド鏡も持たず、極軸望遠鏡と望遠鏡の追尾精度にたよっています。そのため、レンズは広角系のみ。D70(改)にはレンズキットについてきた標準ズーム「AF-S DX ズームニッコールED 18〜70mm F3.5〜4.5G(IF)」を使ってみました。開放値は大きいものの、収差は思ったより少なく、結構使えそうです。
いて座〜さそり座 レンタカー
吉野海岸 いて座〜さそり座 レンタカーと撮影機材

07月25日(月)

 今年の家族旅行は2年前に引き続き沖縄です。場所は沖縄本島と石垣島のちょうど真中あたりにある宮古島。7月に入ってから予約を取ったのに行きは直行便が確保できました。
 早朝3時に桐生駅初のバスに乗り羽田へ。午前10時半ごろには宮古空港に到着です。今日はレンタカーで島の北側をドライブです。西平安名崎に行ったり、池間大橋を渡ったり。午後は砂山ビーチでシュノーケルをしました。
台風が日本の南海上にあるためか、波が高く海も空も透明度が今ひとつでした。
しかし、足のつく浅瀬で熱帯魚がたくさん見られました。

 今回は海外遠征(いつになるかは不明)のリハーサルもかねて、タカハシのP-2型赤道儀を持ち込み、川上さんのD70(改)を借りてきています。そうそう、わたしのD70(改)は結局直らず、修理に出すことになってしまったのでした。
今晩は雲が多く、月の出も早いのでホテルのプールで遊んだ後は明日に備えて早く寝てしまいました。
砂山ビーチ

07月22日(金) D70の改造

 先日入手したニコンD70の改造を行いました。これは天体写真で重視される赤い散光星雲をよりよく描写するために、ローパスフィルタを交換するものです。群馬星の会の川上氏がすでに改造を経験されているので、直接アドバイスを受けながら作業を行いました。
 改造そのものはドライバー1本でできるほど簡単です。ただ、CCDと底部の基盤をつなぐフラットケーブルが外れると、正常に復帰しなくなる恐れが大きいので、慎重に進める必要があるとのことです。もちろん、改造は自己責任。メーカー補償も受けられなくなってしまいます。
 分解は順調に進みましたが最後のネジが固く、やっとの思いで外した際にフラットケーブルが抜け落ちてしまいました。でもあとで慎重に差し込めば大丈夫だろうとのことで作業を進め、フィルターを交換し、逆の手順で組み立てていきました。電池を入れ、スイッチを押すと上部パネルにきちんと情報が出ています。ここまでで約30分ほどでした。ところが、液晶モニターに何も写りません。その後、どうなったかは後日詳しくアップしたいと思います。
  08/02 D70改造のページアップしました。
分解したD70

07月19日(火) 梅雨明け&連日の雷

 昨日、関東地方の梅雨明けが発表されました。これで少しは星が見られそうです。実際、昨日の夕方は月と木星が見えたのですが、その後雷雲に覆われてしまいました。
 群馬県はここのところ、毎日のように雷が鳴っていました。昨夜も強い雨が降り、二度ほど停電もありました。雨が止んでも東の空でゴロゴロやっていたので、寝室の窓から撮影したのが右の写真です(こんなとき、フィルム代のかからないデジタルカメラはいいですね)。10秒露出のものを3コマ合成してみましたが、体感的にはこのぐらいの激しさ、頻度で落ちていたように思います。

07月16日(土) 群馬星の会 例会

 群馬星の会では、毎月第3土曜日に例会を開いています。場所は顧問の石原先生の自宅にある書斎。星が見えても見えなくても集まり、天文に関するいろいろな情報交換を行っています。
 今月は高橋製作所のEM-400やε-180EDについての情報、海外に持っていく機材について、ニコンD70の中古相場&フォトストレージの情報など、機材についての情報交換が主でした。
 最近は天文雑誌以外にもWebなどから様々な情報が入手できます。そのため、あえて団体に所属していなくてもいろいろな活動が可能です。しかし、実際に機材を使い込んでいる方からの生の情報には、即効性のある知恵から含蓄のある言葉まで、魅力的な内容がたくさんあります。天文に関するレベルを上げていきたいと思われている方がいらっしゃいましたら、試しに例会に顔を出してみてはいかがでしょうか。また、星の会のMLでどんな情報がやりとりされているのか、その一部をお伝えすることも可能です。
 群馬星の会の活動に興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、VEI05715@nifty.com(百海)までメールでお問い合わせください。

07月12日(火) K-ステーション

 晴れませんねぇ。全く星が見えない日がずっと続いています。今年の梅雨明けはいつ頃になるのでしょうか。
 帰宅すると宅急便が届いていました。先日紹介したK-ステーションです。早速記事を見ると、インタビューの内容は巻頭特集「星降る夏の夜空を眺めよう」として大きく扱われていました。私のとりとめのないおしゃべりをわかりやすく上手にまとめてあります。使われていた画像は全部で6枚。そのうち1枚はスターウォッチングin赤城2004のスナップで、これは群馬星の会のKさんと撮影システムが写っているものでした。
 記事の内容や画像をこのHPで紹介してよいか、ただ今問い合わせ中です。許可がいただけたらまた詳しくお伝えしたいと思います。

07月05日(火) ディープインパクト

 アメリカの独立記念日に当たる昨日、テンペル彗星(9P)の核に衝突器が突入しました。これはNASAの彗星探査計画「ディープインパクト計画(Deep Impact Mission)」によるものです。彗星核に衝突機をぶつけてその表面を砕き、噴き出した彗星内部の物質を観測しようというミッションです。くわしくは
アストロアーツ「星空ガイド」「ディープインパクト計画」
 報道によると、衝突の瞬間に彗星核が明るく輝き、地上の望遠鏡でも彗星が 0.5等ほど明るくなったとのことです。残念ながらその瞬間は日本では午後2時50分すぎでしたし、夜になっても群馬県は天候が悪く、星は一切見られませんでした。
 しかし、彗星とランデブー飛行を続ける探査機からは、新しい画像がどんどん送られてきています。人類史上初めての野心的なミッション。最新画像や吹き出したガス成分の分析など、今後も楽しみが続きそうです。

07月04日(月) K-ステーション&中古D70

 6月11日に取材を受けたK−ステーションという情報誌が先週末発行されました。これは毎月新聞折込という形で配布されているフリーペーパーです。Y新聞に入ってくるというので妻の実家で見たのですが、なぜか見当たりません。そのうちに、知り合いからは「紙面見ました」というメールを何通かいただくようになってきました。それによると群馬県内は、高崎、前橋、太田、伊勢崎、藤岡、館林が配布場所で、私の住む桐生市は範囲外のようです。私自身、どんな記事になっているのか、どんな写真がどんな風に使われているのか、いまだに全然分かりません。担当の方が送ってくれることになっているので、楽しみにしていたいと思います。
 
 夜には中古のニコンD70が届きました。これは天文専用に改造しようと少し前から探してしていたものです。

 D70の中古価格はここにきて急にこなれてきたような気がします。ヤフーオークションでも今までは終了間際に高くなっていたのが、昨日は新品未開封のものが57000円で落とされていました。新品ということで値が上がると予想し、入札を控えていた方が多かったのかもしれません。落札した人はラッキーでしたね。最近は出品されている数も多いので、運がよければ安く手に入りそうです。
 近くのY電機には「D70ボディーのみ」はもう置いてありませんでした。なんでも、すでに返品してしまったとのこと。もう生産は終了しているので、これからはこうしたものが新品未開封としていろいろ出てくるのかもしれません。
 とはいってもいつまでも待っていられないので、インターネットで昨日発注したのですが、それが今日にはもう届いたのです。状態はAランクの次に当たるAB+でしたが、傷などはまったくといっていいほど見当たりません。ただ、モニターカバーなし(代わりに保護フィルムがついていました)元箱なしです。そのためAランクではなかったようです。お値段は税込み+代引&送料でも5万円台でした。                    07/02  50000HIT いつもご覧いただき、ありがとうございます。

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