6月25日(金)

巷で話題になっているNEATImage というソフトを使ってみました。ノイジーな画像がきれいになって見えます。フリー版は出力がjpg形式のみらしいのですが、それでもかなり使えそうです。特にHαで撮った画像はざらつきが出やすいので効果があるようです。URLは  http://www.neatimage.com/index.html?v14
ですが、日本語での解説  http://members.shaw.ca/ansel/Gekkan/Neat/Neat.htm
が参考になります。
下の画像は試しに処理してみたエンゼルフィッシュ星雲です。左が元画像、右が処理画像です。ややソフトになった印象はありますが、滑らかさが格段に向上しています(クリックして拡大画像をご覧ください)。
NEATimageによる処理

6月20日(日)

 暑い1日でした。夕方になって薄雲が出てきましたが撮影を強行。しかし、あまり期待できない空なのでL画像のみの撮像としました。NEAT彗星はずいぶん小さく、暗くなってきたようです。
 撮影は機械任せにして、近くの小川まで蛍狩りに行きましたが、条件が悪かったせいか、1匹も見ることができませんでした。帰宅してみると雲が絶え間なく流れています。撮像も中止し、使えそうなコマを選んでコンポジットしたのが右の画像です。
06/20のNEAT彗星

6月17日(木)

 梅雨の中休みが続き、一昨日、昨日も彗星を見ることができました。しかし、透明度はやはりよくありません。今晩は曇ってしまったので、たまった画像の処理をしてみましたが、モニターで見る画像も写っているだけといった感じの情けない姿です。
 メシエ天体はM53M3を撮影しました。またまた球状星団です。少しくらい空の状態が悪くてもそれなりには写ってくれるので、撮影を強行してみました。どちらも春の星団なのですが、いつでも撮れると思っているうちにすっかり西に傾いてしまいました。
06/15のNEAT彗星

6月14日(月)

 昨日、今日と梅雨の合間の晴れ間がのぞき、星空も見ることができました。しかし、昨日は途中から薄雲が出てきてしまい、満足な画像は1枚も得られず。今日も自宅からNEAT彗星を撮影しましたが、この時期市街地ではさすがに透明度が悪く、尾の淡いところまでは写し出す事ができませんでした。
 撮影環境を整えたついでに、今日は久しぶりにM(メシエ)天体の撮影もしてみました。へびつかい座のM12M14で、どちらも球状星団です。
6/14のNEAT彗星
6/13のNEATはうす雲の中 市街地ではこんな姿(6/14 球状星団M12

6月12日(土) 国立科学博物館

 スターウォーズ展が目当てというわけではないのですが、久しぶりに上野の国立科学博物館に行ってきました。
 小学校6年生の時、星仲間の友達のお父さんがここと渋谷の五島プラネタリウムに連れて行ってくれたことがありました。それ以来、2,3度は訪れているはずなのですが、フーコー振り子と恐竜や宇宙関連の展示以外、あまり記憶に残っているものがありませんでした。

 最近できた地方の県立博物館には気合いの入っているところが多いので、それと比べると展示数や広さについては「こんなものだったのかなぁ」という感想を持ちましたが、建物そのものの作りをはじめとして、いたるところから日本の科学の歴史を感じました。
展示されていた望遠鏡 フーコー振り子

6月10日(木)

 6月8日の「金星の日面通過」。ご覧になれたでしょうか。私は車に望遠鏡を積んで職場に行ったのですが、可能性なしといった空が続き、そのまま日没の時刻。全く拝むことができませんでした。AstroArtsの投稿ページなどには、日本各地でとらえられた写真が掲載されています。群馬星の会のメンバーも休みを取って遠征された方が何人もいらっしゃったようです。中には晴天を求めて日帰りで北海道に行った方も・・・。
 さて、右の写真は本日発売のRV&アウトドア雑誌FENEK2004年7月号です。じつは今月号の「夏のアウトドア陸・海・空大作戦」という記事に我が家の天体ドームが紹介されています。天体以外にもおもしろいアウトドアの楽しみ方が紹介されていますので、ぜひご覧ください。
 昨日27000HIT。

6月6日(日)

 昨日は「天文と科学のページ」でおなじみの大島さんのところで内合3日前の金星を見せていただきました。あんなに細い金星を見たのは生まれて初めてでした。実は自宅でも挑戦してみたのですが、Skysensor2000PCでは安全のため、太陽に近い方向(約15度)には望遠鏡が向かないようになっているのです。そこでいったん「太陽観測をする」モードにしてから操作してみたのですが、それでも金星に向けることはできませんでした。太陽の方向についてわざと間違ったデータを与えればきっと向かせることは可能なのでしょうが、それによって危険な目にあってしまっては元も子もないので泣く泣くあきらめたのでした。
 夜は赤城山に出かけて仲間たちと一緒にLINEAR&NEATを楽しみました。月が昇ってくるまでのわずかな時間でしたが、さすが標高1400m。LINEARは低空のもやのため情けない姿でしたが、NEATは下界とは違った姿で見ることができました。

 関東地方もいよいよ梅雨入りですね。あさっての「金星の日面通過」は拝めるのでしょうか。
内合3日前の金星 D70による6/5のNEAT 06/05のNEAT彗星
内合3日前の金星 D70によるNEAT彗星 BJ-41LによるNEAT彗星

6月4日(金)

 今日も夜まで快晴。珍しい日が続きます。明日が休みなので標高の高いところまで出かけたいところでしたが、帰宅するのが遅くなってしまい、今夜も自宅で撮像しました。
 いつもの冷却CCDに加え、Nikon D70でも撮影してみましたが、市街地では
16bitのCCDの方が断然有利なようです。D70では1分も露光すると街や月の明かりの中に彗星がうもれてしまいした。そこで、30秒露出の画像を12枚コンポジットしてみましたが、尾の淡い部分をとらえることはできませんでした。
D70 30秒露光×12によるNEAT彗星

6月3日(木)

 今日はこの時期にしては夜まで良く晴れていました。そろそろLINEAR彗星も狙いたいところですが、仕事が終わってからではもう西の空低く、見ることはできませんでした。一方、NEAT彗星は高度がずいぶん高くなり、じっくり楽しむことができます。小さく、暗くなってきてしまいましたが、尾の構造なども見ることができます。あいにく今日は満月でしたが、透明度も高く、街中からでも右のような写真を撮る事ができました。
 さて、その満月ですが、今年一番大きい満月だそうです。そこで、シーイング(空気の揺らぎ)はひどかったのですが、FSQ-106(×1.6)+D70で撮影してみることにしました。
ところが、コンパクトデジカメ(COOLPIX880)用に使っていた拡大アイピースでは画角に収まりきりません。そのためBORGのアダプターとMeadeのSP26mmを使ってみたのですが、相性が悪いせいか、周辺像がぼけてしまいます。かといって、直焦点では像が小さすぎます。最終的には焦点距離を考え、25cmF6の反射直焦点で撮影しましたが、これがぴったりの拡大率でした(下の小さな画像では違いがわからないと思いますので、クリックして拡大画像をご覧ください)。今年一番小さな満月は12月27日だそうです。晴れていたら比較撮影したいと思います。
06/03のNEAT彗星 FSQ-106+SP26mm 25cmF6反射直焦点

6月2日(水)

 今日は「ぐんま昆虫の森」という施設に行く機会がありました。まだ建設途中ですが、一部利用が可能となっています。以前、池谷・張彗星(2002C2)を見るために、ここの駐車場に行ったことがありましたが、中に入るのは初めてでした。
 このHPは天体に関することがメインですが、ネイチャーフォトと題して自然関係の写真も一部掲載しています。今日も何種類かの昆虫の写真などを撮ってきましたので、後ほどアップしたいと思います。
 天文関係では、先月購入したニコンD70のページを作ってみました。内容は主に長時間露出に関することです。使っていくうちに気づいた点なども、徐々に書き込んで行きたいと思います。
建設中の昆虫観察館
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