2000.11 研究会の準備
月末にダイニック・アストロパーク天究館で開かれる「連星・変光星ワークショップ2000」に向けて、データの解析が始まりました。初めて使うLinuxと天文ソフトIRAFにとまどう毎日です。後期になって講義数はぐっと減りましたが、ゼミ&研究会の準備のため、むしろ忙しくなりました。
我々が追いかけているのは、食連星の光度変化です。ライトカーブを得ることにより、連星の様々な性質がわかってきます。コパール博士はそれを「星の言葉」と呼んだそうです。

私は天文全般に興味があり、今までいろいろな分野に顔をつっこんできましたが、変光星についての観測経験は全くありませんでした。今回、研究を進めていく中で、変光星(特に食連星)だからこそわかる物理量がたくさんあることを初めて知りました。変光星は、アマチュアでも観測できる対象で、しかも天体物理学の最前線ともつながるとてもおもしろい分野です。いつか「星の言葉」というページを作り、いろいろと紹介したいと思います。

2000.11.25〜26 連星・変光星ワークショップ2000
群馬から滋賀まで車で行きました。途中、対向車が蛇行しながら眼前に迫ってくるという怖い体験をしました。おそらく、居眠り運転だったのでしょう。院生3人は固まってしまいました。しかし、先生だけは平然と「周期運動をしていたから、このままならぶつからないと思ったよ」とおっしゃるではありませんか。さすが物理学専門。それにしてもなんと冷静なのでしょう。
研究会の様子については上記のリンクよりご覧ください。

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