2001.08.18(土)〜19(日) 天文台の周辺案内

 2001年度になり占有利用の申し込み審査が厳しくなりました。仮受付表には利用(観測)の目的と期待される成果を記入するほか、特に65cmの場合は、他の望遠鏡では不十分な理由を具体的に書かなければなりません。それが影響したためでしょうか、お盆休みの最後の週末、新月だというのにまだ予約があいているではありませんか。いそいで申し込みをしました。
 今回の利用は、自分の個人的な目的に加え、川崎に住む甥っ子二人の「夏休みの自由研究」を兼ねています。利用後、徹夜のまま桐生まで帰る案もあったのですが、親戚みんな(総勢13名)で高山村に出向くことにしました。問題になるのが宿泊施設です。私一人だったら翌日に「観測研究講座のまとめ」が予定されているので仮眠室が使えるのですが・・・。そこで以前から目を付けていた「高山村ふれあいセンター」のコテージを予約することにしました。しかし、すでに予約がいっぱい。国民宿舎「わらび荘」や「北毛青年の家」の利用も考えたのですが、費用のことや夜間の出入り、未就学児のこともあって「みどりの村キャンプ場」に問い合わせをしてみました。群馬県の夏は夕立が多く、テントの利用はさけたいところです。そのためバンガローを利用したかったのですがここも予約でいっぱい。しかし、「スペースキャビン」という5人用の宿泊施設があり、それが2つ空いているというのです。なんでも階段で上がっていくコテージのような物で、寝具は用意されているとのこと。よくわからないまま予約を入れておくことにしました。
 
 さて、当日です。午前中に桐生を出て、まずは伊香保のグリーン牧場で遊んできました。昼食もここで済ませ、早めにキャンプ場へ。HPである程度の情報は仕入れておいたのですが、うれしい誤算がたくさんありました。まずはキャンプ場の規模です。とても広くてサイトもいろいろなバリエーションがあります。Webに収容人数450人とあったのもうなずけます。次にトイレの清潔さ。一昔前のキャンプ場のトイレとは比べ物になりません。そしてスペースキャビン。自炊施設はないのですが、炊事場に近く、キャビンの下は雨よけにも使えます。

天文台利用者も多く、夜間の出入り
についてはうるさくないそうです。
これがスペースキャビン。ちょっと揺
れるけれど子どもたちには大人気。
アスレチックやミニ牧場もあり、家族
連れには最適。


 夕方は人気施設の「ふれあいセンター」に行き、男性陣&子どもたちは温水プール、女性陣は温泉でゆっくりしてきました。今回はキャンプが主目的ではないので、夕食もここで済ませ、後は星空が広がるのを待つばかりです。ところが雲は厚くなる一方で、とうとう小雨が降り出してきてしまいました。天文台の一般観望も20:15で打ち切りだそうです。仕方がなくキャンプ場で花火をしながら天候の回復を待ちました。しかし、いっこうに良くなる気配はなく、22時前、占有利用の予約取り消しの連絡をしました。

 翌日も曇りベース。朝のうちはトレーナーを着ていても肌寒く、暖かいコーヒーがうれしい気温でした。その後、後かたづけを済ませ、天文台の施設見学に出かけました。
 私の家族以外はみんな初めての天文台です。たとえ星が見られなくても、心躍るものがあるのでしょう。子どもたちは522段の階段も駆け足で昇っていってしまいました。台内では展示物や望遠鏡を見学したり、コンピュータの天文クイズに挑戦したりして楽しく過ごしました。甥っ子は、ミニ星座早見盤番の付いたキーホルダーやメシエ天体のポスターをおみやげに買ってご満悦でした。

 私も機会を作ってまた大勢で天文台を訪れてみたいと思っています。今回調べた天文台周辺の施設について掲載しておきますので参考にしてください。

施設の名称 利用料金 定員
高山村ふれあいプラザ 森のコテージ 15,000〜18,000円 6名
みどりの村キャンプ場 利用料 300円  
フリーサイト 2,000円  
常設テント 3,000円  
オートキャンプサイト 5,000円  
バンガロー 7,000円 5名
スペースキャビン 7,000円 5名
国民宿舎わらび荘   素泊まり5,300円〜二食付き7,100円 
北毛青年の家 本館 青少年の団体が対象。
条件が合えば家族単位でも利用可。
詳しくはお問い合わせください。   
教育キャンプ場
常設テント


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