2000.09.01(土)〜02(日)

 2ヶ月ぶりの観察用望遠鏡です。伝え聞いたところによると、観察用望遠鏡では2日間まで連続で利用できるらしいので、だめでもともとと思い、2日分申し込んでおきました。
 初日は天気が安定せず、ピント合わせなどが一通り済んだときには午前1時近くなっていました。また、自分の望遠鏡(ε-160)では狙えないような、小さな星雲ばかりをねらったため、あまりインパクトのある画像は得られませんでした。
 それより、今回の収穫はフラット画像です。7月の時にドームの壁や薄明の空を写して一応の画像は得ていたのですが、乳白色のアクリル板も用意してもらえたのです。BRC-250では、鑑賞用の画像を撮る場合にはほとんどフラット補正の必要はないのですが、今後、観測を行う場合、アクリル板で手軽にフラットが撮れるので、とてもありがたく思いました。
 今回のもうひとつの大きな収穫は、仮眠室のことです。連続利用の際だけ使用できるとのことです。料金はシーツ代の250円のみ。係の方は、「近くの工作室で作業をすることが多いので、あまり眠れないでしょう」とおっしゃっていましたが、全然問題なく、いつもの車中泊と違って、ぐっすり眠ることができました。

 翌日は正午前に起きて、インスタントの食事をとり、その後、またスキャナーをお借りしました。天気は曇り。やはり夕べ無理しておいてよかったなと思っていたのですが、夕方から晴れ間がのぞき始めました。疲れた体にむち打って、また一がんばりです。
 今日は昨日以上によく晴れ上がり、夏から秋の天の川もよく見えます。ところが風が強く、一時はドームを閉めなければならないかもと言うほどでした。そのため、4月の時と同じように星像の大きな今ひとつの画像ばかりになってしまいました。
 ところで、1日は5号機、2日は1号機、どちらもタカハシのBRC-250なのですが、今日は低空のNGC2093を撮っているときに、画像の右上に大きな黒い影を見つけました。ドーナツ型なのでおそらくCCDのチップ上についたゴミでしょう。早速、フラット画像が生きてきそうです。

この日に撮像した天体画像(クリックすると、大きな画像で見られます)

NGC6946 M33 NGC253 M74

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