2000.07.28(金) 高山村巡り
 高校時代の先輩が65cmの占有予約を取ってあるというので、家族で出かけました。
 午後の早い時刻に高山村に入り、今後のためにいろいろな施設を見てきました。
高山温泉ふれあいプラザでは、お風呂やサウナ、温水プールに入れます。また、6人用のコテージも安価で借りられるので、グループで天文台に行くときには最適でしょう。近くには、ロックハート城という施設もあるので、仲間と旅行気分で出かけてみたいものです。

 肝心の星の方は土砂降りであえなく惨敗。それでもせっかく来たのだからと522段の階段を昇り、家族で天文台見学をしてきました。下りてきたときはびしょぬれ。65cmとは相性がよくないようです。


2000.07.09(土) 観察用望遠鏡(5号機)の占有利用。
 65cmに加え、観察用でもジョンソンのフィルターシステムが使えるという話だったので、いくつかの標準星を撮像したり、明るくなりつつあるLINEAR彗星(1999S4)を撮像する予定でいました。しかし、わずかの厚みの差でフィルターがフィルターボックスの中に入らず、また、フィルターホイールも稼働していないとのこと。そこでケンコーのRGBフィルター(これなら薄いのでフィルターボックスに入る)を使い、三色合成に挑戦することにしました。
  M13やM27を撮像しましたが、途中でフィルターを入れ替えるのが面倒ですね。明け方はそれぞれのフラット画像の撮像するのかと思うと、やっぱり観賞用には(私の場合)カラーCCDの一発撮りが向いているなあと感じました。
  夜半過ぎにはLINEAR彗星も昇ってきます。宮内の10×20双眼鏡で見ると、ペルセウス座アルファ星の近くにその姿が見られ、尾が伸びている様子も分かります。早速、望遠鏡を向け、LRGB合成も考えて、ノーフィルターで撮りました。この場合、ピントの位置が変わるので、操作が面倒でした。その後、Rフィルター、Gフィルター、Bフィルターの順で撮像しましたが、B画像ではほとんど尾が写りません。初物彗星はダストが多いのだなあと実感しました。
 彗星は移動速度が速く、バックの星の間をどんどん動いていってしまいます。本来ならば、彗星固有の移動に併せた追尾を行いたかったのですが、ここの機材ではまだそのような使い方をした方がいないらしく、設定方法もよくわかりませんでした。これは、次回の課題だと思います。

この日に撮像した天体画像(クリックすると、大きな画像で見られます)

  M27(あれい星雲) リニア彗星
(ノーフィルター)
リニア彗星(RGB合成)
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