2000.06.30(金)
 悪天候でしたが、天文台まで。今日の目的は研究室がらみです。一つは、教授が堂平でいただいてきた標準星のデータが、ぐんま天文台の65cmにそのまま使えるかを試すこと。もう一つは天文台に導入された測光システムに慣れ、較正、整約に必要なデータを少しでも得ること。具体的にはドームフラットをフィルターごとに積分時間を変えて撮像し、リニアリティを確認したり薄明時のフラットと比較したりすること。
 湿度が高く、ドームが開けられなかったため、薄明時のフラットは撮れませんでしたが、観測の初歩に触れた気がしました。


2000.06.02(金)
 天候がよくないものの行くだけ行ってみました。天文台の玄関に着くと星の会の井上さんが先に来ていて
「CSTの早川さんが調整に来ているから、観察用のドームに行ってみましょう」
行ってびっくり。とんでもないものを見てしまいました。今度ビットランから出るCCDカメラはなんと600万画素。タカハシのFSQ-106で網状星雲がきれいに収まるのです。それもすごい感度。まるで「え、早川さん、何で今頃TP2415再開したの」という感じのプリントでした。いや、すごいすごい。(月刊天文2000年10月号に入選なさっていました)
 さらに
「1024×1024ピクセルの100万画素CCD、今夜使ってみない?」
と言っていただき、65cmに付けて撮像させてもらいました。(BT-214というEチップの新製品だそうです)
 天候不良で数枚しか撮れませんでしたが、日勤のはずのHさんが最後までつきあってしまうほどのインパクトのある夜になりました。

この日に撮像した天体画像(クリックすると、大きな画像で見られます)

  M13 M51(子持ち銀河) M57(リング星雲)

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