小惑星第1番 Ceres(セレス・ケレス)が衝

 最初の小惑星として発見されたCeres(セレス・ケレスと発音されることもある)が、2004年1月10日に衝となりました。これは見かけ上、太陽の反対側に来るときのことで、ほぼ一晩中観測することができます。
 Cereは現在ふたご座にあり、1月10日の明るさは6.8等級。残念ながら肉眼では見ることができませんが、双眼鏡があれば簡単に見つかる明るさです。10日は曇ってしまったので、11日の夜に撮影しましたが、たった1時間おいて撮った画像からでもその動きがわかります。

  • 小惑星とは主として火星と木星の軌道の間にある多数の小天体のことですが、1801年1月1日にイタリア・シシリー島のパレルモ天文台長ピアッツィによって発見されたこのCeresが第1号です。
  • Ceresとはローマ神話で豊穣(穀物が豊かに実ること)の女神のことです。
2004年01月11日  タカハシ製ε-160(F3.3) + Bitran BJ-41L 
IDAS製TypeVフィルター   L(1min1x1)x6  20:33〜 と 21:32〜 の2枚を合成    
川上勇氏製作31cm用赤道儀にてノータッチガイド撮影 Vixen製Skysensor2000PC
StellaImage4で合成   群馬県桐生市 自宅にて
 

2004年1月〜4月のセレスの動き(クリックすると大きな画像が見られます)

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