2003年1月31日(金)

 今日も急いで帰宅し,ニート彗星の撮像をしました。昨夜に比べて,尾の変化はあまり活発ではないように思いましたが,実際はどうなのでしょう。
 来週になると観察会の講師が目白押しです。我が家からは視界も悪いので,週末で見納めになってしまいそうでちょっと残念です。
 桐生でもインフルエンザやかぜが流行しており,私も体調があまり優れません。オートガイダーの調整はまたお預けです。
1月31日のニート彗星

1月30日(木)

 28日,そして今晩とニート彗星の撮像をしてみました。フラットも撮り直し,処理をしてみてびっくり。今晩撮像した画像からは,尾の中の「コブ」が移動している様子が見て取れます。いよいよ,目が離せなくなってきました。 1月30日のニート彗星 尾の変化

1月26日(日)

 昨夜撮像したニート彗星です。西空に低く,露光も充分ではありませんが,こちらからどうぞ。コントラストをあげると,尾が二つに分かれている様子がわかります。画像の一次処理には変光星の光度観測でお世話になった天文解析ソフト「IRAF」を久しぶりに使ってみようと思ったのですが,LinuxでMOを認識させることができませんでした。そのため,ステライメージVを使ったのですが,フラット処理がまだうまく行っていません。
 
ニート彗星0125

1月25日(土)

 2階にパソコンラックを運び込みました。徹底的に分解して,やっとの思いで持ち上げました。蛍光灯にぎりぎりでぶつからず,壁の高さにもぴったりです。折りたたみ式のテーブルが左側につている不思議さも,まるで注文したかのようです。ある所で廃棄処分になった物なのですが,かなり由緒ある品です。1階部分の本棚にも天文書を運びこみ始めました(でも古い雑誌類は納まりきりそうもありません)。
 
パソコンラック 本棚

1月21日(火)

 ここのところ,ほうき星(彗星)の話題がたくさんあります。しかしながら,我が家からは視界が悪いので,ほとんど見ていませんでした。今晩は久しぶりに晴れたので,ニート彗星(NEAT C/2002V1)を撮像してみました。スカイセンサーに軌道要素を入力しての自動導入です。西に低く,透明度もよくなかったのですが,一応姿をとらえることができました。例によって60秒露出,ノータッチガイドです。

1月18日(土)

 本日発行の読売新聞群馬版「あみーご」に,冬の天体ショーに関する記事が載っていました。「協力」のところにはぐんま天文台のほかに群馬星の会の新井浩之さんの名前もあります。私の撮った写真も1枚使っていただきました。この写真は大胡町のぐり〜んフラワー牧場で風車と北の夜空を撮影したものですが,生涯学習センターのパンフレットやぐんま広報にも使っていただき,いろいろと記念になりました。
 夜は東毛少年自然の家主催「冬空のつどい」に行ってきました。近くの山に登り,そこから星空や夜景を楽しむ催しです。曇る前に観察ができて一安心でした。こうした観察会では,一緒に講師を務めてくださった方々との談笑も大きな楽しみです。皆さん,ご苦労様でした。
あみーご
天体の記事

1月15日(水)

 これが天文雑誌専用本棚(幅1500mm,高さ920mm)です。昨夜,背板を貼り,ニス塗りをしました。天井まで3mもあるので,当初は壁一面を埋め尽くすような大きいものを作ろうと考えていたのですが,材料を運ぶ手段や作るスペースがありません。また,大きな窓を隠さないように作るには,荷重を支える縦の仕切り板が入れられません。強度計算の方法もわからないので,万が一のことを考え,窓下にちょうど納まる無難な大きさにしました。左側(南)には既製品(組み立て式)の本棚が,右側には機材用のアングル棚が置いてあります。 自作本棚

1月13日(月)

 昨日は赤道儀周りと昇降口付近のカーペット貼りが完了しました。昇降口の取っ手は安全面を考え,幅広のベルトを輪にして木ネジで止めました。
 本棚の製作も始めましたが,材料の「反り」が思った以上に大きくて,なかなか設計通りに行きません。 
カーペット貼り完了 本棚の製作
これで転落の危険も減りました 製作途中のB5専用本棚

1月11日(土)

 今日は群馬星の会の須永さんに協力していただきながら階段の壁面に手すりを取り付けました。1階部分の天井が3mあり,階段が結構急傾斜なので今までは昇り降りにちょっと不安がありましたが,これでずいぶん楽になりました。コンクリートへの穴あけも初めて行いましたが,「振動ドリル」とか「ハンマードリル」などといったドリルを使うのですね。振動が直に伝わってきて,なかなかしびれました。
 午後は本棚を作る材料を買ってきました。近くのD.I.Y.店に1×10の木材が置いてあったので,これを使うことにしました。天文雑誌(B5)専用の本棚なので,235mm幅で十分です。
てすり

1月7日(火)

 今日の日中は休みを取って粗大ゴミの搬出や赤道儀周りの床処理をしました。赤道儀付近は複雑なので,板を切り出すのも一苦労です。カーペットは50cm四方のものを敷き詰めていますが,これが終われば2階の床もほぼ完成です。今後の作業内容は
○1階の窓の下に置く本棚の自作及び1階の整理
○CCD撮像&望遠鏡制御用パソコンの設置
◎赤道儀の調整(極軸,バックラッシュ,オートガイダーetc.)
といったところですが,いつになるやら…。
 夏場になったら暑さ対策として換気扇や内装についても再考しなければなりません。きっと,いつになってもやることが出てくると思うので「これですべて完成!」という状態にはならないような気がします。
赤道儀周りの床

1月6日(月)

 今日の夜はもうひとつの本棚と機材用のアングル棚を組み立てました。本棚は天文雑誌用,アングル棚は移動機材用ですが,まだ整理途中です。
 右の画像はかに星雲とその西側まで移動した土星です。相変わらずノータッチガイドなのでたったの1分露出,コンポジット無しの画像です。
アングル棚 1月6日の土星とかに星雲

1月5日(日)

 我が家のドームは約3mの立方体をしたコンクリート造りの1階部分の上に載っています。今日は川上さんに来ていただき,コンクリートにアンカーボルトを打っていただきました。 
 午後は1階に置く本棚を物色しました。天井まで3mあるので,高さを生かすため2×4材などで自作するつもりだったのですが,結局既製品を2つ購入してしまいました。夜はそのうちのひとつを組み立てました。
アンカーボルトで固定

1月4日(土)

 今日は中学校時代の同窓会がありました。いまだに星を見ていることを話すと友達からは「小学校の時から変わらないねえ」と言われてしまいました。
 深夜になってからはかに星雲を通過中の土星を眺めてみました。高度が低いことと周りの街灯のせいか,かに星雲はほとんどわかりませんでした。明日は川上さんが赤道儀の固定をするためにわざわざいらしてくれるので,極軸合わせの追い込みも行っておきました。

1月3日(金)

 今日の作業は昇降口の扉(小)の取り付けでした。最近は駐車場の一角が作業場と化しています。午後から夕方にかけては姉夫婦が家族で遊びに来てくれました。星好きの甥っ子には土星を楽しんでもらいました。 昇降口の扉 作業場

2003年1月2日(木)

 新年,明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 私の場合,天文に間する今年の目標はなんといっても観測環境の構築です。年末年始休暇を利用して天体ドームの内装関係は徐々に進めていますが,肝心の機材については「とりあえず眺められるようになった」ところで止まっています。冷却CCDでの撮像ができるレベルまで精度を上げることが最後の,そして最大の難関かもしれません。
 今日はその第一歩としてCCDの試写をしました。対象は土星とM1(かに星雲)です。4日の夜には土星がかに星雲を通過するという珍しい現象も起こります。ただ,両者の明るさが違いすぎるため,一緒に写すことは至難の技でしょう。そこで,今のうちに接近中の様子を捉えておこうというわけです。
 いきなり25cmのニュートン反射で撮像してもきっとうまく行かないだろうと思い,使いなれたε-160での撮像にしました。その結果が右上の写真です。一見うまく撮れているようですが,実は露出時間を1分以上にするとガイドエラーが起こってしまいます。原因は赤道儀の極軸が正確には合っていないこととピリオディックモーションです。
 川上氏から譲り受けた赤道儀には極軸望遠鏡はありません。また,スカイセンサーのPEC機能は「極軸の合った赤道儀モード」でないと働いてくれません。オートガイダーもまだ調整中です。そんなわけで「ノータッチガイド1分間」の画像しか撮れませんでした。ちなみに下の画像が3分露出のものです。
1月2日の土星とかに星雲
ε-160 BJ-41L 1分露出
同上 3分露出
| トップページ |